石動系
いするぎ
- 信仰(神仏習合)
神社系統ランキング48位(127社)
系統説明
元々は石動権現をまつる神社の系統。石動権現は能登国(石川県)石動山の山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神であり、古くは五社権現とも呼ばれた。
石動山天平寺から全国に勧請されたが、明治政府の神仏分離令発布により廃仏毀釈起こり、石動山天平寺や五社権現の号は廃され、石川県鹿島郡中能登町の伊須留岐比古神社に改組された。
石動系は、五社権現のうち大宮権現をまつり虚空蔵菩薩を本地とする大宮派、客人大権現をまつり如意輪観音を本地とする客人派、火宮蔵王大権現をまつり聖観音菩薩を本地とする火宮派、梅宮鎮定大権現をまつり勝軍地蔵菩薩を本地とする梅宮派、剣宮降魔大権現をまつり倶利伽羅不動明王を本地とする剣宮派、5社全てをまつる5社派に分かれる。
祭神
石動権現は、神仏分離以降は権現の名称を廃され伊須流支比古神や石動彦としてまつられた。
また石動権現は石動山内にまつられた、5柱の神仏習合の神を総称して五社権現とも呼ばれた。
大宮 虚空蔵菩薩
客人 如意輪観音
火宮 聖観音菩薩
梅宮 勝軍地蔵菩薩
剣宮 倶利迦羅不動明王
5社派 上記5社5柱の総称
神仏分離令以降の廃仏毀釈により仏教色は除かれ
大宮 伊弉諾命
客人 伊弉冉命または白山比咩神
火宮 大物主命またはカグツチ
梅宮 天目一箇命または石凝姥命
剣宮 市杵島姫命
全て派 石動彦もしくは大入杵命(一説では石動彦のこととも)。石動彦という名前から大きな岩でも動かせる神として少彦名神、石を動かすという文字から天戸岩の伝説に登場する天手力男神を祭神としている場合もある。
上記の祭神をまつるようになった。伊須流支比古神以外にも5社それぞれの神がまつられていることも多いが、残された文献、伝承によっては他の神に置き換えられているものもみられる。
系統分布
石動系は石動山がある石川県を中心にみられる系統。主な同系統の神社名は「石動」「五社」「伊須流岐」「石動彦」がある。
各地の山岳信仰が盛んな地域にまつられていることもあり、これは石動山衆徒が自ら難行苦行を求めて諸国を巡り歩き、分霊社を勧請し設立したことによる。
石動信仰
石動信仰とは石動山に鎮座する神仏習合の神に対する信仰のことである。
石動山は古来、しばしば地すべりや崖崩れ、落石などを起こしたことから、荒ぶる神が鎮座する山として畏れ敬われていたとされる。石動山山頂に建つ伊須留岐比古神社は、延喜式神名帳に記載される「伊須流岐比古神社」に比定される古社で、創建は平安時代ともいわれる。
石動山の開山には新旧ふたつの縁起があり、古縁起は崇神天皇の時代に方道仙人による開山とし、江戸初期の儒者・林羅山編纂の新縁起によれば、白山を開いた泰澄の開山とする。山頂にまつられる大宮権現を中心に、大宮、白山宮、火宮、梅宮、剣宮の5社が山内にまつられるようになり五社権現の総称でも呼ばれた。
石動山全域は鎌倉時代には石動寺、室町時代は天平寺と称される山岳信仰の拠点となり、中世には「いするぎ法師」と呼ばれる衆徒の修行の場として発展し、300を超える院坊と、約3000人の衆徒を擁したと伝えられる。しかし明治の神仏分離後は廃仏毀釈が激しく、天平寺は衰退の一途をたどり、石動山は伊須留岐比古神社を残し廃絶した。
主なご利益
- 病気平癒
- 無病息災
石動系は病気平癒、無病息災のご利益がある。
説話集の神道集には、石動権現は男女両体があり、男体は本地を虚空蔵菩薩、女体は本地如意輪観音とする本地説話がみられる。石動権現の功徳を病平癒の薬を与えたこととした。
総本社
-
石川県鹿島郡中能登町石動山子1−1
主な祭神伊須留岐比古神 白山比咩神
主な神社系統石動系
- 健康
同系統の主な神社
-
新潟県小千谷市大字ひ生乙1380−2
主な祭神少彦名命
主な神社系統石動系
- 健康
- 学業・技芸
- 仕事
- 子供
- 厄除・開運
-
新潟県三島郡出雲崎町大字市野坪388番地
主な祭神誉田別命 手力雄命 建御名方命 毘沙門天王 岐神
主な神社系統八幡系 石動系 諏訪系 道祖神系
- その他
- 仕事
- 勝負
- 健康
- 家庭
- 厄除・開運
- 安全
- 子供
-
石川県輪島市門前町地原リ77
主な祭神天目一箇命
主な神社系統石動系
- 健康
-
石川県輪島市門前町和田9-5
主な祭神天目一箇命
主な神社系統石動系
- 健康
-
石川県輪島市門前町西中尾6-56
主な祭神天目一箇命
主な神社系統石動系
- 健康
