イシコリドメ
いしこりどめ
- 神話・伝説
- 女神・女性

国立公文書館(大日本国開闢由来記 CC0)
祭神ランキング116位
イシコリドメとは?
イシコリドメは記紀神話などに登場する女神。イシコリドベとも呼ばれる。天糠戸の子で、瓊瓊杵尊が天照大神の勅命のもと、中つ国を治めるために高千穂に降り立った天孫降臨に付き従った「五伴緒神」の一人。天照大神の岩戸隠れの際、アメノウズメが天照大神よりも素晴らしい神が現れた、と嘘をつき、天照大神の姿を鏡に写した。鏡に写った姿をもっとよく見ようと天照大神が岩戸の外に出かけたところを腕を引き、岩戸の外に連れ出した。その際、使われた鏡を作ったのが、イシコリドメである。のちにこの鏡は、三種の神器の一つである八咫鏡《やたのかがみ》となる。イシコリドメは、八咫鏡を作るにあたって、前身となる鏡を鋳造しており、日像鏡《ひがたのかがみ》・日矛鏡《ひぼこのかがみ》である。イシコリドメの名前については、イシが「石の鋳型を使って鋳造する」、コリが「精通している」、トメが古代の日本に置いて女性を意味するカバネであることから、「石を使って鏡を鋳造することに精通している女神」という意味である。 イシコリドメを主祭神とする神社は、鏡作坐天照御魂神社(奈良県磯城郡)、鞴神社(大阪府大阪市)などが 全国にあり、いずれも鏡作りや鋳造から金物業や鉄鋼業の守護がご利益となっているが、鏡から関連して美容業のご利益があるとされる神社もある。
出典文献
古事記
日本書紀
先代旧事本紀
古語拾遺
神格
ご神徳
別称・異称
伊斯許理度売命いしこりどめのみこと
古事記
石凝姥いしこりどめ
日本書紀
己凝戸辺おのこりとべ
日本書紀
石凝姥命いしこりとめのみこと
日本書紀/先代旧事本紀
石凝姥神いしこりとめのかみ
古語拾遺
石凝刀売命いしこりどめのみこと
その他
石凝留命いしこりとめのみこと
その他
石礙姥命いしこりどめのみこと
その他
神様グループ
祀られている主な神社
高座神社
(福島県南相馬市原町区押釜字前田277)
石神神社
(茨城県守谷市乙子427番地)
岩上神社
(埼玉県本庄市児玉町太駄293-1)
古宮神社
(埼玉県熊谷市池上606)
七社神社
(東京都北区西ケ原2-11-1)
