蔵王系
ざおう
- 信仰(仏教)
神社系統ランキング33位(314社)
系統説明
山嶽仏教の一派である修験道の本尊の蔵王権現を祭神とする神社の系統。奈良県吉野郡の金峰山寺蔵王堂を総本宮とする。
神仏習合時代には、安閑天皇をはじめとする複数の神と習合し同一視されている。
蔵王権現がまつられている代表的な神社に御嶽神社(みたけじんじゃ)があるが、同様の漢字で御嶽神社(おんたけじんじゃ)と読む神社が長野県(木曽)を中心にある。同じく蔵王権現を起源とするが、後に木曽御嶽独自の信仰へと発展した。
祭神
祭神は蔵王権現。明治以降は神仏分離により仏教色の強い蔵王権現から、神仏習合時代に同一の神格とされた安閑天皇や、神道において同一神とされた(大己貴命・少彦名命)、(国常立尊・大己貴命・少彦名命)、金山毘古命、日本武尊、天之水分大神をまつるようになった神社も多い。
系統分布
蔵王系は山形県と宮城県にまたがる蔵王山を中心に全国にみられ、特に東北地方に多い系統。主な同系統の神社名は「御嶽」「金峰」「金峯」「蔵王」などがある。
蔵王権現に対する信仰は金峰山の修験者によって全国に広められた。各地にみられる蔵王の名称は、蔵王権現を勧請したことに由来する。山の名称には蔵王山以外に、金峰山や金峰山の別名でもある御嶽山(御岳山)も多い。
関連する系統
蔵王信仰
蔵王信仰とは蔵王権現に対する信仰のことである。蔵王権現は日本固有の山岳信仰と、密教、道教などが結びついて成立した修験道の仏で、金剛蔵王権現、金剛蔵王菩薩とも呼ばれる。修験道の開祖・役小角が金峰山で修行中に感得し、修験道の本尊としまつったとされる。自然の霊威を体現しているとされ、一面三眼二臂で青黒色の身体に忿怒の相、右手に三鈷杵を持ち、左手は腰の位置で剣印を結び、右足を高く上げた密教の明王像と類似した姿で表される。
山形、宮城両県の県境にある蔵王山は、古くより霊山として知られており、刈田嶺あるいは不忘山と呼ばれていた。平安時代に修験道の修行の場となり、金峰山より蔵王権現が勧請されたことによって蔵王山と呼ばれるようになったと伝えられる。江戸時代の後期には庶民の間で蔵王への参詣が流行し、多くの人々が蔵王山を訪れるようになっていった。この「御山詣り」は、江戸から昭和にかけて盛んに行われた。参詣には、地域で組織された講の代表者による代参が多く、先達と呼ばれる修験者の指導のもと、蔵王山頂に鎮座する蔵王権現を詣でたとされる。
主なご利益
- 厄除
- 家内安全
蔵王系の祭神である蔵王権現は、神仏習合時代に複数の神と習合したことからご利益は多岐にわたる。その中でも、魔障降伏の菩薩とされる蔵王権現は除災のご利益があるため、厄除や家内安全のご利益は多い。
同系統の主な神社
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東京都世田谷区新町3丁目21-3
主な祭神天御中主神 高皇産霊神 神皇産霊神 伊弉諾尊 伊弉冉尊 天照大御神 豊受大神 倭姫大神 国常立尊 大国主命 少彦名命 鐃速日命 底筒男命 中筒男命 表筒男命 伊久魂大神 水天宮大神 正一位稲荷大神 菅原大神
主な神社系統伊勢・神明系 蔵王系 住吉系 水天宮系 稲荷系 天満・天神系
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東京都青梅市御岳山176
主な祭神櫛眞智命 大己貴命 少彦名命 廣國押武金日命
主な神社系統蔵王系
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山形県鶴岡市青龍寺字金峯1
主な祭神大国主命 少名彦命 安閑天皇 事代主命
主な神社系統蔵王系
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京都府南丹市園部町大河内溝ノ上5
主な祭神金峰蔵王権現 熊野三所権現 祇園牛頭天王
主な神社系統蔵王系 熊野系 祇園・須佐系
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千葉県船橋市前原東五丁目43番1号
主な祭神素戔鳴尊
主な神社系統蔵王系
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主な祭神蔵王権現
主な神社系統蔵王系
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宮城県刈田郡蔵王町倉石岳
主な祭神天之水分神 国之水分神
主な神社系統蔵王系
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岐阜県大垣市赤坂町4526番地
主な祭神安閑天皇
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東京都杉並区阿佐谷南2-4-4
主な祭神宇迦之魂命 大麻等能豆神
主な神社系統稲荷系 蔵王系
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東京都豊島区池袋3-51-2
主な祭神倭健命 神武天皇 武甕槌命
主な神社系統蔵王系
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