大国主
おおくにぬし
- 神話・伝説
- 男神・男性

国立公文書館(大日本国開闢由来記 CC0)

玉蘭斎貞秀(神佛図會)
祭神ランキング7位
大国主とは?
大国主は記紀神話などに登場する男神である。大穴牟遅神、八千矛神、大国魂神、地津主大己貴神など様々な異名を持ち、同一視される神も複数いる。その中には七福神の一人と知られる大黒天もいる。古事記によると須佐之男命の六世の孫とされ、父は天之冬衣神、母は刺国若比売とされている。一方、日本書紀では須佐之男命の息子とされている。また、須勢理毘売命を筆頭に妻子が多いことでも知られており、子供の数は古事記では180柱、日本書紀では181柱もいる。古事記、日本書紀共に葦原中国の国造りの神として記され、スクナビコナと共に天下を経営し、農耕・漁業・殖産から医薬の道まで、様々な知識を人々に与えたとされる。しかし、天照大神の使者から国譲りを要請され、交渉の末に幽冥界の主、幽事の主宰者となった。この交換条件として、大国主は天日隅宮と称される立派な宮殿を建てられることとなった。この天日隅宮は現在の出雲大社(島根県出雲市)のことである。大国主は他にも多くの逸話を持ち、なかでも有名なのは因幡の白兎の話である。この中では、兄弟神が多い大国主が国造りという大役を任された所以が記されている。これらの逸話から、大国主のご利益は五穀豊穣、養蚕守護、医薬、病気平癒、産業開発などとされている。 大国主を祀る神社は全国各地にあまた存在し、その総本山は先述した出雲大社(島根県出雲市)である。
出典文献
古事記
日本書紀
先代旧事本紀
古語拾遺
新撰姓氏録
播磨国風土記
神格
ご神徳
別称・異称
大国主神おおくにぬしのかみ
古事記/日本書紀/先代旧事本紀/古語拾遺/新撰姓氏録
八千矛神やちほこのかみ
古事記
大物主大神おおものぬしのおおかみ
古事記
大穴牟遅おおなむじ
古事記
宇都志国玉神うつしくにたまのかみ
古事記
意富美和之大神おおみわのおおかみ
古事記
葦原色許男大神あしはらしこおのおおかみ
古事記
大物主神おおものぬしのかみ
古事記/日本書紀/先代旧事本紀/延喜式/古語拾遺/新撰姓氏
大穴牟遅神おおなむじのかみ
古事記/先代旧事本紀
大己貴神おおなむちのかみ
日本書紀/先代旧事本紀/古語拾遺
八千戈神やちほこのかみ
日本書紀
国作大己貴命くにつくりおおなむちのみこと
日本書紀
葦原醜男あしはらしこお
日本書紀
顕国玉うつしくにたま
日本書紀
大国玉神おおくにたまのかみ
日本書紀/先代旧事本紀/伊勢国風土記 逸文
大己貴命おおあなむちのみこと
日本書紀/先代旧事本紀/新撰姓氏録
八千茅神はちほこのかみ
先代旧事本紀
国造大穴牟遅命くにつくりおおなむちのみこと
先代旧事本紀
葦原色男あしはらしこお
先代旧事本紀
葦原醜雄命あしはらしこおのみこと
先代旧事本紀
顕見国玉神うつしくにたまのかみ
先代旧事本紀
大穴持命おおなもちのみこと
延喜式/出雲国風土記
倭大物主櫛瓺玉命やまとおおものぬしくしみかたまのみこと
延喜式
大名持御魂神おおなもちのみたまのかみ
延喜式
大国魂神おおくにたまのかみ
古語拾遺
大奈牟智神おおなむちのかみ
新撰姓氏録
所造天下大神あめのしたつくらししおおかみ
出雲国風土記
大汝命おおなむちのみこと
播磨国風土記
伊和大神いわのおおかみ
播磨国風土記
国堅大神くにかためのおおかみ
播磨国風土記
大物主葦原志許おおものぬしあしはらしこ
播磨国風土記
葦原志許乎命あしはらしこおのみこと
播磨国風土記
大穴六道尊おおなむじのみこと
土佐国風土記 逸文
兵主大神ひょうずのおおかみ
その他
国作大神くにつくりのおおかみ
その他
大名牟地命おおなむちのみこと
その他
大名牟知廼命おおなむちのみこと
その他
大名貴命おおなむじのみこと
その他
大国大神おおくにおおかみ
その他
大己牟遅命おおなむちのみこと
その他
大巳貴命おおなむちのみこと
その他
大物主櫛瓶玉命おおものぬしくしみかたまのみこと
その他
大物主櫛甕玉命おおものぬしくしみかたまのかみ
その他
大穴名牟遅神おおなむちのかみ
その他
大那牟遅命おおなむちのみこと
その他
櫛甕玉神くしみかたまのかみ
その他
