日吉・山王系
ひよし・さんのう
- 神社(分霊)
神社系統ランキング11位(1954社)
系統説明
滋賀県大津市の日吉大社を総本宮とする系統。山王さまの通称でも呼ばれる。
祭神
祭神は大山咋神。山末之大主神とも呼ばれる。また、総本宮である日吉大社の祭神構成と同様に、大己貴命も一緒にまつられているケースも多い。大山咋神は元々比叡山に宿る山の神であり、そのため天台宗と結びつき、別名で山王権現や日吉権現とも呼ばれる。
日吉大社から発生した山王信仰は神仏習合時代から発展し、山王二十一社も生まれた。そのため日吉・山王・松尾系が多い滋賀地方では山王二十一社(特に山王七社)の分社も多く、大山咋神だけでなく様々な神様がまつられている。また現在の山王七社の祭神と、以前まつられていた祭神は異なっており、例えば二宮(東本宮)の祭神は大山咋神だが、昔は国常立尊、十禅師(樹下神社)は瓊々杵尊とされた。その名残で現在の山王七社ではみられない祭神もまつられている。
日吉・山王系は猿が神の使いとして扱われているため、猿田彦も日吉・山王系として祀られるケースがある。
系統分布
日吉・山王系は全国でみられる系統。主な同系統の神社名は「日枝」「日吉」「山王」などがある。
比叡山の山の神(地主神)であった大山咋神が最澄が開いた天台宗と結びつき、天台宗の広がりと同時に全国に広がった。全国の日枝・日吉・山王神社は、日吉大社から勧請された神社で、天台宗の護法神であることから、天台宗の寺院、日吉社領などの守護神としてまつられた。このため日吉、日枝、比恵、山王などの地名が各地に見られる。大山咋神は丹塗矢伝説に登場する神であり、玉依姫と結婚し賀茂別雷神が生まれる。賀茂別雷神は加茂系の祭神であり、加茂系は日吉・山王系との繋がりを見せる。
山王信仰
山王信仰とは日吉大社を中心とする信仰のことである。日吉大社は古来、比叡山の地主神として鎮座していた大山咋神をまつり、崇神天皇の時代に始まる。後に天智天皇の近江遷都の際に、大津京鎮護のために大和国(奈良県)の大神神社から大己貴神が勧請され、新たに建てられた西本宮にまつられた。天台宗の開祖・最澄が比叡山を開いた際、比叡山の地主神である日吉大神を山王としてまつり、延暦寺の鎮守神、天台宗の護法神とした。これは唐の天台山にまつられている山王祠にならったもので、山王とは霊山を守護する神霊を意味する。
日吉大社には西本宮、東本宮の他、境内に数多くの社殿が建つ。これは長い歴史を通じ、信仰やその時代の権力者によって様々な神が勧請された結果とされる。天台宗は本地垂迹に基づき、この中の21社に本地仏を定めた。大宮(大己貴神)の釈迦如来、二宮(大山咋神)の薬師如来、聖真子(田心姫神)の阿弥陀如来を山王三所または三聖という。これに八王子(大山咋神荒魂)の千手観音、客人(白山姫神)の十一面観音、十禅師(鴨玉依姫命)の地蔵菩薩、三宮(鴨玉依姫神荒魂)の普賢菩薩を加えて上七社(山王七社)とした。以降も中七社、下七社と数を増やし合計21社を山王二十一社と称した。
主なご利益
- 諸産業繁栄
- 家系繁栄
- 厄除け
日吉・山王系の祭神は、山の神・地主神としてご利益は多岐にわたり、主なご利益は諸産業繁栄、家系繁栄、厄除けなどがある。また猿と神使とし、庚申信仰と習合したことで、安産、子育て、縁結びなどのご利益もある。
総本社
-
滋賀県大津市坂本5-1-1
主な祭神大己貴神 大山咋神
主な神社系統日吉・山王系
- 厄除・開運
- 恋愛
- 家庭
- 子供
- 仕事
同系統の主な神社
-
東京都千代田区永田町2-10-5
主な祭神大山咋神
主な神社系統日吉・山王系
- 仕事
- 厄除・開運
- 子供
- 恋愛
-
東京都文京区根津1-28-9
主な祭神須佐之男命 大山咋命 誉田別命
主な神社系統祇園・須佐系 日吉・山王系 八幡系
- 厄除・開運
- 安全
- 健康
- 仕事
- 子供
- 学業・技芸
- 恋愛
-
石川県金沢市本多町3丁目1-30
主な祭神大物主大神(大国主大神) 大山咋大神(山王) 菊理媛大神(白頭山の神) 天照皇大神 天兒屋根大神(春日大社の一柱) 市杵島姫大神(厳島の神) 誉田別大神(八幡の神)
主な神社系統大神系 日吉・山王系 白山系 伊勢・神明系 春日系 宗像・厳島系 八幡系
- 恋愛
- 家庭
- 厄除・開運
- 子供
- その他
-
富山県富山市山王町4番12号
主な祭神大山咋神 大己貴神
主な神社系統日吉・山王系
- 仕事
- 恋愛
-
佐賀県神埼市神埼町的1692番
主な祭神大山咋命
主な神社系統日吉・山王系
- 仕事
- 家庭
- 厄除・開運
