浅間・サクヤビメ系
せんげん・さくやびめ
- 神社(分霊)
- 神様
神社系統ランキング18位(892社)
系統説明
静岡県富士宮市の富士山本宮浅間大社を総本宮とする系統、もしくは木花咲耶姫命をまつる神社の系統。
神仏習合時代には主祭神は浅間明神、富士権現、浅間菩薩とも呼ばれ、浅間《せんげん/あさま》さまの通称でも呼ばれる。
木花咲耶姫命の出産の神話から、民間信仰で安産や子育ての神とされる子安神と結びつき、子安神社などで木花咲耶姫命がまつられることも多い。
祭神
主な祭神は木花咲耶姫命。浅間信仰における富士山を神格化した浅間大神と同一神される。
総本宮である富士山本宮浅間大社の祭神構成と同様に、木花咲耶姫命の他に父である大山祇神、夫の瓊々杵尊、姉の磐長姫命も一緒にまつられているケースも多い。またこれらの神々を合わせて浅間神とする神社も多くみられる。
系統分布
浅間・サクヤビメ系は静岡県、山梨県を中心に全国でみられる系統。主な同系統の神社名は「浅間神社」「山神社」などがある。浅間神社は登山口のそれぞれにまつられ信仰の中心になっている。また富士山を望む地域にも広がりをみせる。
富士山は古来、聖地や自然崇拝の対象であり、密教と道教が結びついた修験道や富士講などの民間信仰でも富士山が信仰された。
明治5年まで富士山は女人禁制とされたが、これには修行の妨げ、血の穢れ、山の神である女神が嫉妬するためなどといわれ、女性は登山道吉田口2合目付近に設けられた富士山遥拝所女人天上から遥拝した。
浅間信仰
浅間信仰とは浅間神社を中心とする信仰のことである。富士山を神体としているので富士信仰とも呼ばれる。古来、たびたび噴火を繰り返す富士山を鎮めるためにまつられ、浅間信仰(富士信仰)として広まった。アサマを本来は火山を指す言葉とする説もある。
富士山はその美しい山容から女神としてとらえられることが多く、平安時代に編纂された富士山にまつわる伝承「富士山記」には、山頂に舞う美女の姿を見たと記されている。また同書に浅間大神の名が見られることから、この時代には既に富士山の神として認知されていたと考えられている。後世、火中での出産に関連して木花咲耶姫命と同一神とされた。
浅間信仰は江戸時代から庶民の間に広まり、町中、農村部では富士講・浅間講が組織された。先達の引率による富士山への登拝が盛んに行われ、講の参加者は精進潔斎の後、行者として修行のために富士山に集団登拝した。登拝が難しい人のために富士山をかたどった遥拝所が設けられ、現在も関東には富士塚や地名として残されている。富士講からは多くの流派が発生し、明治以降に実行教や扶桑教などの神道系宗教団体が生まれた。
主なご利益
- 火難除け
- 安産
- 夫婦円満
- 酒造守護
浅間・サクヤビメ系の祭神である木花咲耶姫命は、富士山の噴火を鎮めるためにまつられたという話もあり、火難除けのご利益がある。また木花咲耶姫命の出産の伝説から安産のご利益もある。
夫の瓊々杵尊と一緒にまつられている場合は、夫婦円満や家庭円満のご利益が得られる。また父の大山祇神とともに酒の神とされ、酒造守護のご利益もある。
総本社
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静岡県富士宮市宮町1-1
主な祭神木花之佐久夜毘売命(浅間大神)
主な神社系統浅間・サクヤビメ系
- 家庭
- 子供
- 安全
- 仕事
同系統の主な神社
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山梨県南都留郡富士河口湖町河口一番地
主な祭神木花開耶姫命
主な神社系統浅間・サクヤビメ系
- 子供
- 恋愛
- 学業・技芸
- その他
- 家庭
- 仕事
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静岡県静岡市葵区宮ヶ崎町102-1
主な祭神大己貴命 瓊々杵命 栲幡千々姫命 東照宮 木之花咲耶姫命 瓊々杵命 栲幡千々姫命 大歳御祖命 雷神
主な神社系統浅間・サクヤビメ系 年神系
- 子供
- その他
- 健康
- 恋愛
- 厄除・開運
- 仕事
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山梨県笛吹市一宮町一ノ宮一六八四
主な祭神木花開耶姫命
主な神社系統浅間・サクヤビメ系
- 安全
- 仕事
- 恋愛
- 子供
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群馬県前橋市下大屋町569番地
主な祭神木花佐久夜毘売命
主な神社系統浅間・サクヤビメ系
- 子供
- その他
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山梨県富士吉田市上吉田五五五八
主な祭神木花開耶姫命 彦火瓊瓊杵尊 大山祇神
主な神社系統浅間・サクヤビメ系
- 子供
- 安全
- 学業・技芸
- 仕事
- 家庭
