オオゲツヒメ
おおげつひめ
- 神話・伝説
- 女神・女性

大塚辰夫 - 博文館(日本国史物語)
祭神ランキング144位
オオゲツヒメとは?
オオゲツヒメは古事記に登場する女神である。大宜都比売、大気都比売神、大宜津比売神、大気津比売神などの異名を持ち、イザナギとイザナミの子とされる。神名の初出は古事記の国産みの段であり、伊予之二名島の中の阿波国の別名として大宜都比売の名が表れる。ところが、その直後に他の神々と共に大宜都比売神が生まれ、更にはスサノオとの逸話でオオゲツヒメが表れる。これらが同一神であるかは不明とされている。古事記に記された食物起源神話は、次のような話である。高天原を追放されたスサノオは、オオゲツヒメに食物を求める。これに応えたオオゲツヒメは様々な食物でもてなすが、それらはオオゲツヒメの鼻や口、尻から出されたものであった。これに怒り狂ったスサノオはオオゲツヒメを斬り殺してしまう。すると、その死体の頭からは蚕が生まれ、目から稲が、耳から粟が、鼻から小豆が、陰部から麦が、尻から大豆が生まれた。これらの食材は神産巣日御祖神が回収し、栽培に適した種に変えて地上へ降ろしたという。日本書紀では同じ食物起源神話が月夜見尊と保食神の話として記されており、ここから2神は同一視される。また、同じく食物の神として知られるウカノミタマ、トヨウケビメも同一神とされる。これらの逸話から、オオゲツヒメのご利益は農業守護、料理人守護、養蚕守護などとされる。 オオゲツヒメを祀る神社は、上一宮大粟神社(徳島県名西郡神山町)などが知られている。
出典文献
古事記
先代旧事本紀
神格
ご神徳
同一とされる神様
神様グループ
祀られている主な神社
恩智神社
(大阪府八尾市恩智中町5-10)
一宮神社
(徳島県徳島市一宮町西丁237)
上一宮大粟神社
(徳島県神山町神領字西上角330)
白子神社
(山形県米沢市城北2-3-24)
荒倉神社
(山形県鶴岡市西目字荒倉口38)
