墨坂神
すみさかのかみ
- 神話・伝説
- 総称

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墨坂神とは?
墨坂神は記紀神話に登場する神。墨坂神の名は、第10代崇神天皇の治世おいて見ることができる。古事記では、疫病が蔓延し多数の死者が出る中で、崇神天皇は夢のお告げにより大物主をまつる。さらに墨坂神に赤い盾と矛を収めてまつると、疫病は鎮まり国は安定したとある。日本書紀では夢の中で神人のお告げを受け、赤い盾と矛を墨坂神に収めている。また神武天皇の東征の際には地名での登場が見られる。敵軍が神武天皇の進攻阻止のため焃炭《おこしずみ》を置き、その場所が墨坂の地名になったとされ、古くはこの地に墨坂神がまつられていたともいわれている。東との境界であり、東方進出への要所という役割をもつ墨坂は、大和政権にとって地理的に重要な地域であった。外敵を阻み、境界を守るためにまつられた神が墨坂神であるとの説もある。 墨坂神は墨坂の伝承地とされる、奈良県宇陀市の墨坂神社などで墨坂大神としてまつられている。墨坂大神は、天御中主神をはじめとした6柱の総称とされる。社伝によれば、崇神天皇が疫病を鎮めるために、すでに墨坂の地でまつられていた神々をまつったことが始まりとある。長野県須坂市の2か所の墨坂神社は、宇陀市の墨坂神社から勧請して建立された。
出典文献
古事記
日本書紀
ご神徳
ご神徳は不明です。
別称・異称
宇陀墨坂神うだのすみさかのかみ
古事記
墨坂神すみさかのかみ
日本書紀/延喜式
菟田墨坂神うだすみさかのかみ
日本書紀
祀られている主な神社
墨坂神社
(長野県須坂市墨坂1丁目8−1)
墨坂神社
(長野県須坂市須坂1048)
墨坂神社
(奈良県宇陀市榛原萩原703)
男坂神社
(兵庫県養父市大屋町宮垣字天満山196番)
