天之御中主神
あめのみなかぬしのかみ
- 神話・伝説
- 独神

玉蘭斎貞秀(神佛図會)

表記なし
祭神ランキング45位
天之御中主神とは?
天之御中主神は記紀に登場する独神。高御産巣日神、神産巣日神と共に「造化三神」とされている。天之御中主神の神名の中は宇宙と同義と解釈できる空間の中心を意味し、主とは静にして動じぬものを意味する。神名の通り天之御中主神は混沌とした中に原初の神として出現し、空間を存在するものと規定した後に御姿が消える神様である。これを天地開闢と呼び、宇宙の始まりとされている。対して高御産巣日神、神産巣日神は結びの神、すなわち新たに事物を産みだす原初の神と解釈される。また高御産巣日神は精神や霊を司り、神産巣日神は物質や肉を司るとされる。天之御中主神はその双方を結びつける最高位の神と位置づけられる。また、天之御中主神は妙見信仰における菩薩としばしば同一視される場合がある。妙見信仰とは古代インドで発祥した菩薩信仰であり、北極星を象徴としている。明治維新の神仏分離により菩薩を祀ることがはばかられ、妙見を祀る多くの神社が天之御中主神を祭神として改めるようになった。 天之御中主神は全国の妙見神社で祀られているが、千葉県千葉市にある千葉神社は有名。万物を産みだす神として、安産や殖産興業に関するご利益があると言われている。
出典文献
古事記
日本書紀
先代旧事本紀
伊勢国風土記 逸文
古語拾遺
新撰姓氏録
続日本記
神格
宇宙の根源神
ご神徳
安産祈願 長寿祈願 開運招福 出世開運 学業上達 技術向上 海上安全 厄除け 病気平癒 中風病退除 農業守護 養蚕守護
別称・異称
天之御中主神あめのみなかぬしのかみ
古事記
天御中主尊あめのみなかぬしのみこと
日本書紀/先代旧事本紀/伊勢国風土記 逸文/日本後紀
天御中主神あめのみなかぬしのかみ
古語拾遺
天御中主命あめのみなかぬしのみこと
新撰姓氏録/続日本紀
