春日系
かすが
- 神社(分霊)
神社系統ランキング13位(1396社)
系統説明
奈良県奈良市の春日大社を総本宮とする系統。
春日大社の祭神4柱のうち、天児屋根命と比売神は大阪府東大阪市の枚岡神社の分霊が春日大社に勧請されていることから、古来、枚岡神社は元春日とも呼ばれ広く知られている。
神仏習合時代には本地垂迹の思想により、春日明神もしくは春日権現と呼ばれた。
祭神
祭神は天児屋命、経津主神、武甕槌大神、比売神の4柱。4柱の総称である春日神としてまつられていることもある。
経津主神は香取系、武甕槌大神は鹿島系の祭神ではあるが、4柱の合祀や春日神社からの分霊は春日系とみなされる。
春日系の神社では武甕槌大神のみをまつる、あるいは武甕槌大神を主祭神とする場合がある。古くは武甕槌大神の存在が大きく、現在の4柱の神や藤原氏(中臣氏)の祖神とされる天児屋命が前面に出てきたのは後世からであり、歴史の古い神社に多い。
系統分布
春日系は関西を中心に全国でみられる系統。主な同系統の神社名は「春日」などがある。
春日系の祭神4柱は、古代の有力氏族である藤原氏の氏神、祖神とされる。平城京遷都に際し春日神と称してまつったことに始まり、藤原氏の権力が強大になるにつれ、一族の居住した地域や荘園、春日社領になどに勧請された。鎌倉時代には将軍の藤原頼経が春日社を鎌倉に分祀するなど、藤原氏系の武士所領にも勧請された。また神仏習合の思想の広がりもあり全国に浸透していった。
春日信仰
春日信仰とは春日大社を中心とする信仰のことである。春日大社は藤原氏の氏神4柱を平城京に勧請し創建され、当初は春日社と称した。藤原氏の氏社として藤原氏の繁栄と共に栄え、都が奈良から京都に移った後も藤原氏はもとより、朝廷や庶民からも厚く崇敬された。鎌倉時代には春日神の霊験の数々が、全20巻の絵巻物「春日権現験記」に描かれた。春日権現験記では春日神の神格は慈悲と説かれ、現世において罪を犯した者でも春日神を信仰していれば、一旦春日野の下の地獄に堕とし、後に天児屋命の本地仏である地蔵菩薩がその者を救済するとあり、春日地獄の思想も広く信じられた。
藤原氏の氏寺であり春日社の神宮寺でもある興福寺は、古代から中世にかけて強大な勢力をもち、平安時代には春日社の実権は興福寺が握った。政治の中枢にある藤原氏を背景に寺領は拡大し、大和国の荘園のほとんどを領有するに至る。国家的崇拝と巨大な実力を兼ね備えた寺社勢力として、比叡山延暦寺と共に「南都北嶺」と表された。興福寺の僧兵らは自らの要求を押し通すため、春日社の神木を奉じて朝廷に強訴を繰り返したが、朝廷は神威を恐れたため、その要求が通らないことはほとんどなかったといわれている。
主なご利益
- 出世・開運
- 学業成就
春日系の祭神である春日神4柱は、権勢をふるった藤原氏の氏神であり出世・開運のご利益が有名。
天児屋命は言霊の神であり、神話で有名な天岩戸の説話では、天照大神を岩戸から出すために祝詞を奏上した祝詞神とされる。言葉・言霊・音階・文字・数字を司り、学業成就、受験合格のご利益も得られる。
総本社
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奈良県奈良市春日野町160
主な祭神武甕槌命 経津主命 天児屋根命 比売神
主な神社系統春日系
- その他
- 仕事
- 学業・技芸
- 厄除・開運
- 勝負
有名神社
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大阪府東大阪市出雲井町7-16
主な祭神天児屋根命 比売御神 経津主命 武甕槌命
主な神社系統春日系
- その他
- 家庭
- 子供
- 厄除・開運
- 仕事
- 健康
- 安全
- 勝負
同系統の主な神社
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石川県金沢市本多町3丁目1-30
主な祭神大物主大神(大国主大神) 大山咋大神(山王) 菊理媛大神(白頭山の神) 天照皇大神 天兒屋根大神(春日大社の一柱) 市杵島姫大神(厳島の神) 誉田別大神(八幡の神)
主な神社系統大神系 日吉・山王系 白山系 伊勢・神明系 春日系 宗像・厳島系 八幡系
- 恋愛
- 家庭
- 厄除・開運
- 子供
- その他
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京都府京都市左京区吉田神楽岡町30
主な祭神健御賀豆知命 伊波比主命 天之子八根命 比売神
主な神社系統春日系
- 厄除・開運
- 学業・技芸
- その他
- 恋愛
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石川県金沢市山ノ上町42-1
主な祭神天兒屋根命 武甕槌神 比暑N大神 經津主神
主な神社系統春日系
- 仕事
- 学業・技芸
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静岡県浜松市中央区利町302-5
主な祭神太玉命 武雷命 斎主命 天児屋根命 姫大神 建御名方命 八坂刀売命 事代主命
主な神社系統春日系 諏訪系
- 子供
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京都府京都市西京区大原野南春日町1152
主な祭神建御賀豆智命 伊波比主命 天之子八根命 比賣大神
主な神社系統春日系
- その他
- 恋愛
