熱田系
あつた
- 神社(分霊)
神社系統ランキング40位(198社)
系統説明
愛知県名古屋市の熱田神宮を総本宮とする系統。熱田さまの通称でも呼ばれる。神宮に社名が改められたのは明治元年に神宮号を宣下されてからであり、それ以前は熱田神社と称した。江戸時代編纂の「尾張名所図会」には熱田大宮として記載されている。
同じ熱田系でも、熱田神宮の別宮である八剣宮(祭神は熱田神宮と同じ)を勧請した神社も多い。飛鳥時代の創建とされる八剣宮は、西夷降伏の祈願がなされた際、新造の宝剣が奉納されたといい、織田信長や徳川家康など武人に愛された神社として知られる。
祭神
主な祭神は熱田大神。熱田大神は、三種の神器のひとつである草薙神剣を御霊代(御神体)とする天照大神ともいわれる。
東征に際し、倭姫命から草薙神剣を授けられた日本武尊を主祭神としている神社も多い。また総本宮である熱田神宮の祭神構成と同様に、日本武尊の他に天照大神と素盞嗚尊、宮簀媛命、建稲種命が共にまつられていることも多く、これらの神は草薙神剣や日本武尊の東征にかかわりが深い。
熱田神宮の別宮である八剣宮は祭神構成も本宮と同じだが、別宮から勧請している場合は「八剣」を社名に冠する神社が多く、中でも愛知県に多くみられる。
系統分布
熱田系は愛知県を中心に全国でみられる系統。主な同系統の神社名は「熱田」「八剣」「八剱」「八劔」「八劍」などがある。
熱田大神はその成り立ちから、古くから皇室との繋がりも深い。鎌倉幕府を開いた源頼朝の母親・由良御前は、熱田神宮の大宮司・藤原季範の娘であることから、武家からの尊崇の念も深く、織田信長や徳川家康などが必勝を祈願するなど武人からも崇拝されていた。
皇室と武家の両方から、古くからの崇敬を受け、熱田系の神社は全国に広がっていった。
熱田神宮創建について
熱田系総本宮の熱田神宮創建については、「尾張国風土記」逸文や「尾張国熱田太神宮縁記」などに見ることができる。日本武尊が景行天皇より命じられた東国平定の帰途、尾張氏の祖である宮簀媛命を妃としたが、伊吹山の荒ぶる神を退治に行きそこで病を得て、草薙神剣を宮簀媛命の元に残したまま死去する。その後も神気を放つ草薙神剣を守り続けた宮簀媛命だったが、やがて年老いたため親族や身近な者と相談し、熱田の地に社を建てまつったとされ、これが熱田神宮の起源といわれる。
宮簀媛命を祖とする尾張氏は大和朝廷成立の頃からの古代豪族で、たびたび后妃を輩出する氏族として発言権も大きかったとされる。宮簀媛命の父・小止与命は初代尾張国造に任命され、相殿にまつられる建稲種命は宮簀媛命の兄であり、日本武尊の副将として東国平定にも従った。
尾張氏一族の奉斎する神に仕える巫女が宮簀媛命であったとされ、もともと熱田は尾張氏が祭場としていた地といわれる。大和朝廷を象徴する三種の神器・草薙神剣と尾張の地方神が結びついたことによって、熱田神宮は伊勢神宮に次ぐ由緒の尊い大社として皇室からも厚く崇敬された。尾張は東国平定の重要地点であり、東方の抑えとして熱田神宮がおかれたともいわれる。
主なご利益
- 五穀豊穣
- 国家安寧
- 必勝祈願
熱田系の祭神である熱田大神は、その成り立ちから天照大神ともいわれる。太陽神であり、農業守護の面から五穀豊穣のご利益や、皇室の祖神の面から国家安寧のご利益がある。
草薙神剣は戦神を想像させ、歴代の武家のトップである織田信長や徳川家康が寄進しているところから、必勝祈願や厄除開運のご利益もある。
総本社
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愛知県名古屋市熱田区神宮一丁目1番1号
主な祭神熱田大神 天照大神 素盞嗚尊 日本武尊 宮簀媛命 建稲種命
主な神社系統熱田系
- 仕事
- その他
- 勝負
同系統の主な神社
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愛知県名古屋市緑区鳴海町乙子山85番
主な祭神日本武尊 宮簀媛命 建稲種命
主な神社系統熱田系
- 仕事
- その他
- 勝負
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北海道二海郡八雲町宮園町56番地
主な祭神熱田皇大神
主な神社系統熱田系
- 仕事
- その他
- 勝負
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大阪府大阪市港区磯路2-18-23
主な祭神天照皇大神 豊受大神 住吉大神 熱田大神 斎主大神 秋葉大神
主な神社系統伊勢・神明系 住吉系 熱田系 香取系 愛宕・秋葉系
- その他
- 仕事
- 安全
- 厄除・開運
- 学業・技芸
- 勝負
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愛知県名古屋市天白区野並3-239
主な祭神日本武尊 伊弉諾尊 伊弉冉尊 天照大御神 月読尊 蛭児尊 素盞嗚尊 宮簀媛命 建稲種命
主な神社系統熱田系
- 仕事
- その他
- 勝負
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愛知県岡崎市千万町町字宮西21番
主な祭神日本武尊
主な神社系統熱田系
- 仕事
- その他
- 勝負
