熱田大神
あつたのおおかみ
- 神話・伝説
- 不明

土佐秀信(仏像図彙)
祭神ランキング167位
熱田大神とは?
熱田大神は、三種の神器の一つ草薙の剣を御神体とする神である。草薙の剣は天皇の持つ武力の象徴であるとされる神剣で、古事記には素戔嗚尊が八岐大蛇を退治した際その尾から出てきたと記されている。素戔嗚尊はこれを天照大神に献上し、天孫降臨に際し他の神器と共に瓊瓊杵尊に託され、人の手に渡った。最後の所有者は日本武尊であるとされる。時の天皇から東征の命を受けた日本武尊は草薙の剣を借り受け、その帰途で尾張国造の御女である宮簀媛命と結ばれる。その後、日本武尊は京に戻ることなく草薙の剣を尾張国に留めたまま亡くなった。遺された宮簀媛命は、草薙の剣を己の遺影として大切に祀るようにという日本武尊の御遺志に従い、熱田の地にこれを祀り社を建てた。これが、熱田大神とそれを祀る熱田神宮の始まりである。このエピソードから、草薙の剣には日本武尊が宿るとされ、国を代表する神を祀る地という考え方から、後に天照大神が宿るという考え方も加えられる。こうしたいきさつから、熱田神宮は一体分身の神を祀る社となった。熱田大神の別名は、熱田大明神である。日本武尊と天照大神の分身とされるので、熱田大神のご利益も二柱と共通するものが多い。具体的には、国土安寧、家紋隆昌、開運、厄除け、必勝祈願などである。 熱田大神を祀る神社は、先に挙げた熱田神宮(愛知県名古屋市)の他に、櫻山八幡宮(岐阜県高山市)も挙げられる。また、全国の熱田系神社と各地の八劔神社、日本武尊を祀る神社もこれに当たる。
出典文献
延喜式
続日本後紀
神格
ご神徳
別称・異称
熱田神あつたのかみ
延喜式/日本後紀
八剣神やつるぎのかみ
延喜式
熱田大神あつたのおおかみ
続日本後紀
八劔大神やつるぎのおおかみ
その他
同一とされる神様
関連する神様
祀られている主な神社
熱田神宮
(愛知県熱田区神宮一丁目1番1号)
八雲神社
(北海道八雲町宮園町56番地)
大宮熱田神社
(長野県松本市梓川梓4419)
大宮五十鈴神社
(長野県駒ヶ根市赤穂2827)
八劔神社
(大阪府城東区鴫野東3-31-8)
