イザナギの禊ぎによって生まれた12神
いざなぎのみそぎによってうまれたじゅうにしん
伊邪那岐命が黄泉国から戻り、禊を行った際に生まれた12神(衝立船戸神、道之長乳歯神、時量師神、和豆良比能宇斯能神、道俣神、奥疎神、奥津那芸佐毘古神、奥津甲斐弁羅神、辺疎神、辺津那芸佐毘古神、辺津甲斐弁羅神)。伊邪那岐命が身に着けていた衣服や冠、手纏《たまき》などの装身具を次々と投げ捨て、そこから神が生まれたとされる。これらは飛鳥時代以前の身分の高い人物の服装が反映したとも考えられている。
12神は旅に関わる神との説があり、前半に生まれた6神を陸路の神とし、後半に生まれた6神は海路の神ともいわれる。また前半6神を境域にあって災いの侵入を防ぎ、旅の安全を守護する道祖神にあたるとする説。後半6神は沖の意である「奥」を冠した3神と、海辺の意である「辺」を冠した3神が生まれており、禊によって除去した穢れを遠く海に捨て去る意味との説などがある。
12神を一堂にまつる神社は見られないが、當所神社(徳島県阿南市)では左手の手纏から化成した3神を奥津三神としてまつっている。
メンバー
岐神は民間信仰の神である。フナドの他クナドと読むこともあり、久那土神、久那止神、久那戸神、久那斗神、車戸神、来名戸祖神、岐神、衝立船戸神、車戸大明神、久那度神、クナド大神、クナトの神、クナト大神、熊野大神、久刀など様々な別名を持つ。古くから...
道之長乳歯神は記紀神話などに登場する神。長道磐神、道長乳歯神とも表記される。伊弉冉尊と絶縁し黄泉国から逃げ帰った伊弉諾尊が、穢れを祓うため身に着けていた装飾品や衣服を次々と投げ捨てた時に生まれた十二神の一柱。このうちの帯から生まれたとされる...
和豆良比能宇斯能神は記紀に登場する男神。古事記では和豆良比能宇斯能神、日本書紀では煩神と記載されている。神名の和豆良比は苦悩、困惑などを意味し煩と同義となる。また、能≪うし≫は大人と本来は記述し、男性あるいは死んだ男を意味する。伊邪那岐命が...
道俣神は古事記などに登場する神である。黄泉の国から帰還したイザナギが禊ぎをする際、脱ぎ捨てた褌から生まれたとされる。また、日本書紀では褌から生まれたのは開?神となっており、道俣神は登場しない。しかし、古事記では開?神と同じ読みを持つ飽咋之宇...
飽咋之宇斯能神は記紀神話に登場する神。黄泉国から戻った伊邪那岐命が穢れをすすぐため禊を行い、その時に脱ぎ捨てた衣服などから生まれた十二神の一柱。6番目に投げ捨てられた冠から生まれた。神名については様々に解釈されるが、十二神全体が禊にかかわる...
奥疎神は古事記に登場する神である。イザナギが黄泉の国から帰還して禊ぎをした際、脱ぎ捨てたものから12柱の神が生まれた。そのうち左手の手纏から、奥津甲斐弁羅神・奥津那芸佐毘古神と共に生まれたのが奥疎神である。神名の奥は海の沖を意味し、サカルは...
奥津那芸佐毘古神は古事記に登場する神。黄泉国から戻った伊邪那岐命が、身を清めるための禊で生まれた「奥津三神」の一柱。古事記には、禊に際し投げ捨てた装飾品や衣服から生まれた神々が名を連ねる。左手の手纏(腕輪)から沖を意味する「奥」を冠した3神...
奥津甲斐弁羅神は古事記に登場する神。伊邪那岐命が黄泉国から戻り、禊を行った時に生まれた「奥津三神」の一柱。古事記には、伊邪那岐命が禊をするため身に着けていた物を次々と投げ捨て、そこから神が生まれたとあり、左手の手纏(腕輪)から奥疎神、奥津那...