奥疎神
おきざかるのかみ
- 神話・伝説
- 不明

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奥疎神とは?
奥疎神は古事記に登場する神である。イザナギが黄泉の国から帰還して禊ぎをした際、脱ぎ捨てたものから12柱の神が生まれた。そのうち左手の手纏から、奥津甲斐弁羅神・奥津那芸佐毘古神と共に生まれたのが奥疎神である。神名の奥は海の沖を意味し、サカルは放るまたは離るの字が当たる。このことから、沖へと遠ざかる波を象徴するものと考えられる。これらのことから、奥疎神の意義は旅に関わる神、黄泉の国からの脱出に呼応する神、邪悪なものを防ぎ疫病を鎮める習俗の反映、禊ぎと関連して穢れを移した人形の神格化などとされている。手纏から海の神が生まれたことについて、手纏は真珠や貝殻で作るものであり、海の連想を伴うため、または原産地であるからなどとされている。それを示すものとして、万葉集には手纏が海神にまつわるものだと詠む歌がある。また、奥疎神と対になる神として右手の手纏が生まれた辺疎神がいる。これらの神の登場は、禊ぎの段において天照大神の出現の聖性の保証となる、神聖な空間を作り出す役割を担ったものとされている。 奥疎神は當所神社(福岡県朝倉郡)に祀られている。
出典文献
古事記
ご神徳
ご神徳は不明です。
別称・異称
奥疎神おきざかるのかみ
古事記
奥疏神おきさかるのかみ
先代旧事本紀
奥津那芸佐彦神おきつなぎさひこのかみ
先代旧事本紀
関連する神様
神様グループ
祀られている主な神社
當所神社
(徳島県阿南市伊島町瀬戸18)
