有名度
小結秋葉山本宮秋葉神社
あきはさんほんぐうあきはじんじゃ
静岡県浜松市天竜区春野町領家841
機織井
更新日:2025年7月16日
祈祷により湧き出した清水
秋葉神社の本殿の裏側には、機織井と呼ばれる井戸があります。昔、秋葉山には井戸はなく谷川の水を汲んで使っていたそうです。その後37日間におよぶ大護摩を焚き「水が湧き出るように」と祈ったところ、一夜のうちに清水が湧き出し、以後水に困ることはなくなったそうです。この水が湧き出した場所が機織井と言われています。
昔の絵葉書の写真

秋葉の山姥伝説
この機織井には山姥伝説が残されています。今からおよそ1100年前、浜松市佐久間町に山姥が住んでいました。
はじめのうちは、村の人たちの機織りを手伝ったり、子守りをしてくれたりと大助かりでしたが、年がたつにつれ、牛や馬、人間の生き血を吸ったり、子供に危害を加えるなど、悪さをするようになっていったそうです。
これに困った村人たちは国に助けを求めました。2人の役人が退治するために派遣されてきましたが、山姥はすでに秋葉山へ飛び去った後でした。
その後山姥は心をあらため、機織井の傍らで秋葉大神に毎年ころもを織って過ごしたそうです。今でもその井戸の底からは機を織る音がきこえてくると言われています。
また別の説では、実は山姥は、もともとこの地方に住む豪族の娘だと言われています。この地を守っていましたが、敵側の勢力が増していき、邪魔となったその娘を滅ぼすための口実として「牛や馬、人間の生き血を吸う妖怪」と噂をながし、退治に踏み切ったという話も残されています。

妖怪が神としてお祀りされているのは珍しい事ではないでしょうか。
残念ながら機織井がある本殿裏には立ち入ることはできませんが、伝承を思い浮かべながら山姥社に立ち寄ってみるのも面白いかもしれません。
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