有名度
小結秋葉山本宮秋葉神社
あきはさんほんぐうあきはじんじゃ
静岡県浜松市天竜区春野町領家841
天狗伝説・天狗の皿投げ
更新日:2026年10月5日
秋葉山に住まう大天狗
秋葉山には古くから天狗の伝説が残されています。これは神仏習合の時代、秋葉信仰の中心的な存在であった秋葉三尺坊大権現が、烏天狗の姿をした存在として信仰されてきたことと深く関係しています。
秋葉三尺坊大権現は火伏せの大天狗として知られ、火災が起こると飛来して火を鎮めると信じられていました。秋葉山は修験道の霊場でもあり、三尺坊は遠江の天狗の総帥ともいわれています。
こうした三尺坊への信仰は江戸時代に広く浸透し、秋葉山は全国から火防を願う人々が参詣する一大霊場となりました。
現在の秋葉山本宮秋葉神社にも天狗のおみくじや絵馬、皿投げなどが残されており、神仏分離以前の秋葉山に根付いていた天狗信仰の面影を見ることができます。

秋葉三尺坊大権現
秋葉三尺坊大権現には、一人の修験者が修行の末に神通力を得たという伝説が残されています。秋葉寺の縁起によると、三尺坊は信濃国の戸隠に生まれ、天応2年(782)、4歳の時には越後国の蔵王権現へ修行に出たと伝えられています。
26歳で大阿闍梨となり、蔵王権現堂の第一の坊である「三尺坊」を務めました。さらに修行を重ね、27歳の時に一切衆生を救うため十二の誓願を立て、不動三昧の秘法による護摩修行を行ったといいます。
21日間の修行を終えると、体に翼が生えた迦楼羅の姿へと変じ、飛行自在の神通力を得たと伝えられています。
秋葉山へは白狐に乗って飛来したという伝説があり、その姿は現在も秋葉三尺坊大権現の像などに見ることができます。
こうした人間離れした伝承から三尺坊は天狗とも結びつけられ、秋葉山に天狗が住むという伝説へとつながっていきました。

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天狗の皿投げ
天狗伝説が残る秋葉山。その山頂に鎮座する秋葉山本宮秋葉神社では、現在も「天狗の皿投げ」という一風変わった願掛けを体験できます。
願いを込めた皿は、境内に設けられた投射所から眼下にある輪を目がけて投げます。


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