西ノ閽の神門 | 秋葉山本宮秋葉神社 - 神社ファン

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秋葉山本宮秋葉神社

あきはさんほんぐうあきはじんじゃ

静岡県浜松市天竜区春野町領家841

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西ノ閽の神門

更新日:2026年9月20日

四神獣の彫刻

上社の参道沿いには、西ノ閽の神門(にしのかどもりのしんもん)が建っています。第一駐車場から本殿へ向かって階段を上ると最初に出会う大きな建築物で、車で上社を訪れる参拝者を迎える門となっています。
西ノ閽の神門へ続く参道
秋葉山にはもう一つ、下社から上社へ続く表参道に江戸時代の神門が残っています。こちらは表参道を歩いて登った先にあるため、第一駐車場を利用して上社へ参拝する場合は通常通りません。そのため、車で上社を訪れる方にとっては、西ノ閽の神門が最も目にする機会の多い神門といえるでしょう。
秋葉山本宮秋葉神社 西ノ閽の神門と参道
西ノ閽の神門は、秋葉山本宮秋葉神社の御鎮座1300年記念事業の一環として造営され、平成17年(2005)10月29日に竣工しました。平成14年(2002)から約4年をかけて造営された大規模な門で、高さは約13メートルあります。
西ノ閽の神門
建築には秋葉神社の社有林から産出された秋葉杉を主体として、地元の天竜杉が使用されています。秋葉山を含む浜松市天竜区は林業が盛んな地域であり、参道にそびえる巨大な木造の神門そのものも見どころです。
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神門の四隅を守る四神

西ノ閽の神門でも特に目を引くのが、四隅に施された青龍・白虎・朱雀・玄武の四神の彫刻です。
四神は古代中国に由来する四方を守護する存在で、それぞれ異なる方角と姿を持ちます。門を通る際には一方向から見るだけでなく、四隅を見上げながらそれぞれの彫刻を探してみてください。
神門の彫刻 青龍
青龍は東方を守護する四神です。長い身体をくねらせる龍の姿で表現され、西ノ閽の神門でも力強く躍動する姿が彫り出されています。細長い身体や鋭い爪など、木彫とは思えないほど立体的な造形に注目です。
神門の彫刻 白虎
白虎は西方を守護します。その名の通り虎の姿をした神獣で、龍や鳥とは異なる力強い四肢を持った姿が特徴です。体の動きだけでなく、顔や毛並みまで細かく彫り込まれています。
朱雀の彫刻 朱雀
朱雀は南方を守護する鳥の姿をした四神です。大きく翼を広げた姿で表現され、青龍や白虎とはまた違った華やかな造形を見ることができます。羽の一枚一枚まで表現された木彫にも目を向けてみてください。
神門の彫刻 玄武
玄武は北方を守護します。亀に蛇が巻き付いた独特な姿を持ち、四神の中でもひときわ特徴的な造形です。亀と蛇という二つの生き物を組み合わせた複雑な姿が、木彫によって立体的に表現されています。

四神はそれぞれ姿がまったく異なるため、四体を順番に見比べてみると彫刻の面白さがより分かります。

四神獣の彫刻は南部白雲作

この四神を手掛けたのは、富山県南砺市井波の彫刻師・南部白雲です。
井波は木彫刻で知られる地域で、西ノ閽の神門の四神にも社寺彫刻の技術が生かされています。遠くから見ると神門を飾る彫刻のひとつですが、近くから眺めると、四神それぞれの身体の動きや表情まで細かく彫り分けられていることが分かります。
特に注目したいのが、平面的な装飾ではなく、四神が門から飛び出してくるかのように彫られている点です。龍のうねる身体、白虎の力強い姿、朱雀の広げた翼、亀と蛇が絡み合う玄武と、それぞれの特徴を生かした立体感のある彫刻を楽しめます。
高さ約13メートルの神門全体を眺めた後は、ぜひ四隅にも目を向けてみてください。第一駐車場から本殿へ急いで向かうとそのまま通り過ぎてしまいがちですが、西ノ閽の神門は建築そのものだけでなく、四神の木彫までじっくり見ておきたい上社の見どころです。

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