御社殿 | 秋葉山本宮秋葉神社 - 神社ファン

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秋葉山本宮秋葉神社

あきはさんほんぐうあきはじんじゃ

静岡県天竜区春野町領家841

御社殿

更新日:2025年7月16日

秋葉山の山頂に鎮座する本殿

秋葉神社の御社殿は、ご神体である秋葉山の標高866メートルの場所に鎮座しています。
709年に創建された歴史ある神社ですが、1943年(昭和18年)の山火事により神門をのぞく社殿すべてが焼失してしまいました。
現在の社殿は1986年(昭和61年)に再建されたもので、流造の本殿と入母屋造の拝殿を幣殿で繋ぐ権現造で建てられています。
建坪は130坪、総ヒノキ造りで、屋根には千鳥破風、拝殿の正面には唐破風の向拝が設けられている、風格ある建物です。
上社 拝殿Tomio344456(Wikipedia CC 表示-継承 4.0)
本殿の軒下には十二支の彫刻が飾られており、その年の干支を中心に12体が四隅を囲うように配置されています。
この彫刻は、西ノ閽の神門の彫刻を手掛けた南部白雲の作品で、有志の方々が奉納を続け、2019年に十二支すべてが揃いました。
本殿に参拝する際は、ぜひ頭上の彫刻にも注目してみてください。
十二支の彫刻

御祭神とご利益

秋葉神社の御祭神は火之迦具土大神(ひのかぐつちのおおかみ)で秋葉権現とも呼ばれます。江戸時代までは秋葉権現と呼ばれる神仏習合の神がご祭神でした。
そのため秋葉山本宮秋葉神社は仏教のにおいを感じさせる神社です。
秋葉権現は火防開運の神として有名で、全国に秋葉神社が勧請された要因の一つであり、現在も「火防」のご利益が有名です。他にも「厄除開運」や「家内安全」のご利益も有名です。また火を生業にしている方の「商売繁盛」や「工業発展」のご利益があります。
上社 拝殿と本殿

遠州七不思議「波小僧」

秋葉神社の創建時には面白い伝説が残っています。
社殿の造営時にわら人形を作ったところ動き出し、なんと労働力として大活躍しました。その上、その年は豊作となったそうです。
人々は、仕事が終わり役目を終えたわら人形を川に流す際に「今後も豊作に恵まれるように、天気の具合を教えてほしい」とわら人形に頼みました。
こうして、波の音で天気を知ることができるようになったそうです。
これが遠州七不思議の一つに数えられる「浪小僧」だと言われています。
波小僧の伝承は旧遠江国一帯で広く親しまれており、この秋葉神社に伝わる逸話の他にも同類の話が多く残されています。
昔から遠州地方では、雷の音より波の音の方が遠くまで聞こえてきました。特に海がうなり始めると近いうちに大荒れになると言われており、その音は遠くの山まで響いたそうです。
遠州灘海岸は約100キロに渡って直線の海岸が続いています。その海岸に打ち寄せる波の音が雲に反射し、遠くの山まで聞こえるという自然現象があり、これが浪小僧の「海から天気を伝える」という伝承に繋がると考えられています。
この自然現象は大変有名で、1996年に環境庁が選定した「日本の音風景100選」に「遠州灘の海鳴 波小僧」という名前で選ばれています。
本殿に訪れた際は、ぜひ耳を澄ましてみてください。
もしかしたら遠くの遠州灘から波の音が聞こえるかもしれません。
波小僧像舞阪宿松並木公園(Wikipedia)

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