有名度
関脇香取神宮
かとりじんぐう
千葉県香取市香取1697番地
心願成就の三本杉
更新日:2026年8月20日
三本杉
神饌所の右手、本殿の西側には、香取神宮のパワースポットとして知られる「三本杉」があります。一見すると3本の杉が並んでいるように見えますが、根元はつながっており、もともとは一株の巨大な杉です。香取神宮公式の境内案内でも、源頼義の祈願によって三又に分かれたと伝わる杉として紹介されています。
現地の案内板によると、後冷泉天皇の御代(1045~1068年)に源頼義が香取神宮を参拝し、「天下太平・社頭繁栄・子孫長久」の3つの願いをかけました。そして、願いが成就するならこの杉が自ら三つに分かれるよう祈願したところ、一株の杉が三岐に分かれたと伝えられています。これが「三本杉」の名前の由来です。
源頼義は、源頼朝から5代さかのぼる河内源氏の武将です。三本杉の伝承は香取地域にも受け継がれており、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている「佐原の大祭」の秋祭りでは、三本杉の逸話で香取神宮と縁の深い源頼義公の人形を飾った山車も曳き廻されます。千年近く前の源頼義と香取神宮の伝承が、現在の地域文化にも残されているのです。

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心願成就
源頼義の3つの願いが成就したという伝説から、三本杉は心願成就のパワースポットとして人気があります。かつては中央の杉にできた大きな空洞の中へ入ることができ、その中で祈願すると、さらに強い力を授かることができるともいわれていました。巨大な杉の内部にすっぽりと入れる珍しい場所でしたが、現在は空洞の中へ入ることはできません。

香取神宮には、三本杉のほかにも武将の祈願にまつわる樹木の伝承が残されています。千葉県立図書館の資料では、征夷大将軍・坂上田村麻呂が武運長久を祈願した際に弓を立て掛けたと伝わる「弓掛杉」とともに三本杉が紹介されています。古くから武将の崇敬を集めてきた香取神宮らしい伝承を伝える杉でもあります。
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