金毘羅系
こんぴら
- 神社(分霊)
神社系統ランキング20位(805社)
系統説明
香川県仲多度郡琴平町の金刀比羅宮を総本宮とした、仏教色の強い系統。こんぴらさんの通称でも呼ばれる。
祭神
祭神は大物主神。神仏分離以前は神仏習合の神である金毘羅権現を祀っていた。神仏分離後は祭神を大物主神とした神社も多いが、大物主神を垂迹とする金刀比羅神をまつっている神社もある。
総本宮である金刀比羅宮の祭神構成と同様に、大物主神の他に崇徳天皇も一緒にまつられているケースも多い。
系統分布
金比羅系は全国でみられる系統。主な同系統の神社名は「金毘羅」「金比羅」「金刀比羅」「琴平」「金刀昆羅」「金刀平」「事毘羅」などがある。
祭神の金毘羅権現は、古代インドの水神であるクンビーラに由来するといわれる。日本に入ってからは海神、龍神としての神格をもち、天候を観測する海沿いの日和見山に勧請され全国に広がった。また戦国時代から江戸時代にかけて活躍した、瀬戸内海の塩飽諸島を本拠とした塩飽水軍の信仰が厚かったとされ、各地の港で金毘羅信仰を広めたともいわれる。
金比羅権現信仰は江戸時代に最盛期を迎えるが、江戸では讃岐国(香川県)丸亀藩主が江戸屋敷内に金毘羅権現をまつり、月次祭の毎月10日には一般に開放し、参拝を許可したことで人気になり関東一円に広まったといわれている。
金毘羅信仰
金毘羅信仰は金刀比羅宮を中心とする信仰のことである。金毘羅宮が鎮座する琴平山は、古くは象頭山と呼ばれ、修験道の祖・役小角によって開山されたとの伝承も残る。これを縁起とする松尾寺が仏法守護神の金毘羅を勧請し、金毘羅権現としてまつったことに始まる。金毘羅は、古代インドのガンジス川に棲む鰐を神格化した水神であり、金毘羅はサンスクリット語のクンビーラの音写語とされ、千手観音の眷属・二十八部衆の一尊であり、十六善神にも数えられる。
金毘羅権現は航海、漁業関係者には海難避けの水神として、農業関係者には雨乞いの水神として信仰が広がり、江戸時代には貨物を輸送する廻船の発達に伴い全国に勧請された。また町や村では講が組織され、金毘羅への参拝が盛んに行われた。金毘羅参りは伊勢参りに並ぶ流行となり、自分で金毘羅参りができない人が代わりに犬に代参をさせる「こんぴら狗」や、神酒や賽銭を入れた樽を海に流し、拾った人に奉納してもらう「流し樽」などの風習も生まれた。
明治初頭の神仏分離により大物主神を主祭神としてまつる神社となり、象頭山は琴平山に名を変えた。金毘羅権現をまつる多くの神社は、総本宮と同じく大物主神をまつる神社となったが、廃仏毀釈を免れた寺院の中には、少数ながら現在でも金毘羅権現をまつっていところがある。
主なご利益
- 漁業守護
- 航海守護
- 五穀豊穣
金毘羅系の祭神である大物主神は、漁業守護や航海守護など海の守り神としてのご利益がある。また水神、雷神の性格があり雨乞いの神としても信仰され、そこから五穀豊穣のご利益や農業守護の一面ももつ。
総本社
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香川県仲多度郡琴平町892-1
主な祭神大物主神 崇徳天皇
主な神社系統金毘羅系
- 仕事
- 健康
- 安全
同系統の主な神社
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石川県金沢市東山1丁目30-8
主な祭神高皇産靈神 武甕槌男命 大國主神 市杵嶋姫命 大山祇命 八重言代主命 少彦名神 宇迦之御魂命 豐受大神 崇徳天皇
主な神社系統産霊系 鹿島系 出雲・オオナムチ系 宗像・厳島系 三島・大山祇系 少彦名系 稲荷系 金毘羅系
- 仕事
- 恋愛
- その他
- 勝負
- 子供
- 安全
- 金運
- 健康
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福島県いわき市常磐関船町諏訪下6-3
主な祭神大物主大神
主な神社系統金毘羅系
- 家庭
- 仕事
- 安全
- 厄除・開運
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新潟県岩船郡関川村上関73−11
主な祭神金毘羅権現 道祖神
主な神社系統金毘羅系 道祖神系
- 仕事
- 厄除・開運
- 安全
- 子供
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東京都多摩市桜ヶ丘一丁目54番4号
主な祭神大物主命
主な神社系統金毘羅系
- 仕事
- 安全
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東京都文京区本郷1-5-11
主な祭神大物主神 崇徳天皇
主な神社系統金毘羅系
- 仕事
- 安全
