金毘羅権現
こんぴらごんげん
- 神話・伝説
- 不明

玉蘭斎貞秀(神佛図會)

ギメ東洋美術館所蔵(CC 表示-継承 3.0)
祭神ランキング114位
金毘羅権現とは?
金毘羅権現は日本における神仏習合の神である。琴平山の山岳信仰と修験道が融合したもので、本地仏は不動明王、毘沙門天、十一面観音など諸説ある。祭神も諸説あったが、現在では大物主神とされている。金毘羅権現はインドで釈迦が説法を行った霊鷲山の守護神であり、その別名である象頭山は琴平山の別名と同じである。開山は修験者の役小角によるもので、この山で護法善神金毘羅の神験に遭ったのが由来とされている。修験道の繋がりから天狗が眷属とされ、金毘羅大権現中興の祖である金剛坊宥盛には「死して永く当山を守護せん」と言い残し、天狗と化してこつぜんと姿を消したという伝承が残されている。また、金剛坊宥盛を祀る厳魂神社は実際に本宮を向いた形で建てられており、この伝承を体現している。江戸時代には天狗の面を背負った白装束の金毘羅道者が現れ、全国を巡って金毘羅信仰を普及した。また、全国各地で行う金毘羅参りの際には、天狗の面を背負う習俗も生まれた。現在は廃仏毀釈の影響で金毘羅権現はほとんど廃されているが、全国各地の金刀比羅神社の石塔などにはその名が残されており、痕跡を伺うことができる。金毘羅権現のご利益は、金運上昇、商売繁盛、航海安全、農業守護、漁業守護などとされている。 金毘羅権現は、象頭山松尾寺普門院(香川県仲多度郡)などで祀られている。
出典文献
神仏習合の神
神格
ご神徳
同一とされる神様
祀られている主な神社
金澤神社
(石川県金沢市兼六町1-3)
札幌八幡宮
(北海道北広島市輪厚中央5丁目3-16)
梨郷神社
(山形県南陽市竹原字寺坂984)
雲母神社
(新潟県関川村上関73−11)
窯神社
(愛知県瀬戸市窯神町112番)
