オキツヒコ
おきつひこ
- 神話・伝説
- 男神・男性

玉蘭斎貞秀(神佛図會)
祭神ランキング60位
オキツヒコとは?
オキツヒコは古事記などに登場する男神である。奥津日子神または澳津彦神と表記し、大歳神と天知迦流美豆比売命の間に生まれた。兄弟にオキツヒメら9柱の神がおり、オキツヒコとオキツヒメはなかでも竈の神として知られている。また、この兄弟と火の神カグツチを合わせて「竃三神」とも呼ぶ。オキツヒコの神名は、竈の下の燃え残りをオキ、またはオキ火というところからきたと考えられている。竈は昔から生活に欠かせないものであり、命を繋ぐ食事の糧になる一方で火災や火傷など厄災の原因にもなりうるものだった。それ故に古くから信仰の対象となり、一般には竈や炉のそばの神棚に幣束や神札を祀っていた。また、住居空間の中で竈は薄暗いイメージがあることから、影の世界や異界などと現世との境界であると考えられ、竈の神は両界の媒介、秩序の更新といった役割を持つ両義的な神とする考え方もある。更に、農業や家畜、家族を守る守護神ともされる。仏教においては「三宝荒神」と結びつき、それぞれ如来荒神、鹿乱荒神、憤怒荒神と同一視される。これらの仏は清浄を尊んで不浄を排する特徴があり、そこから火の神に繋がったと考えられる。これらのことから、オキツヒコのご利益は家内安全、家畜守護、豊作祈願、開運招福、防火などとされている。 オキツヒコは奥津彦神社(静岡県静岡市)に祀られている。
出典文献
古事記
先代旧事本紀
神格
竈の神
ご神徳
家内安全 家畜守護 豊作祈願 開運招福 防火
別称・異称
奥津日子神おきつひこのかみ
古事記
奥津彦神おきつひこのかみ
先代旧事本紀
奥津日古神おきつひこのかみ
その他
奥津比古命おきつひこのみこと
その他
澳津彦命おきつひこのみこと
その他
興津彦命おきつひこのみこと
その他
