境外末社 豊国神社 | 厳島神社 - 神社ファン

有名度

横綱

厳島神社

いつくしまじんじゃ

広島県廿日市市宮島町1-1

境外末社 豊国神社

更新日:2025年7月3日

豊臣秀吉をご祭神とする神社

嚴島神社への参拝入口とは反対にある階段をのぼった先、塔の岡と呼ばれる小高い丘の上には末社「豊国神社(ほうこくじんじゃ)」が鎮座しています。豊臣秀吉が、月に一度千部経の転読供養をおこなうために、1587年に建立を命じた大経堂です。臨済宗の僧である安国寺恵瓊(あんこくじえけい)を造営奉行としました。建物の正面桁行は十三間、背面十五間、梁間八間、入母屋造、屋根は本瓦葺になります。
豊国神社 社殿正面
畳857枚分の広さを誇ることから別名「千畳閣」とも呼ばれています。
島内で最大規模の大伽藍で、桃山時代の特色をよく表している建物であり、1910年(明治43年)には国の重要文化財に指定されました。1996年(平成8年)12月には、世界文化遺産「厳島神社」の構成資産として登録されています。
豊国神社から見える宮島の絶景
実は豊国神社は、文禄・慶長の出兵や秀吉の死去などの理由によって工事が中断されたため、建物は未完成のままです。天井板や壁は張られず、正面の階段もないまま現在に至ります。かつては本尊の釈迦如来坐像、阿難尊者像、迦葉尊者像が安置されていましたが、明治時代の神仏分離により大願寺に遷されました。その後、秀吉の霊神をお祀りするようになり、1918年(大正7年)には、宝山神社のご祭神「加藤清正霊神」が合祀されています。
農民から天下人にまでのし上がった秀吉にあやかり、出世のご利益があるとして篤い信仰を集める神社です。
豊国神社の社殿内
豊国神社に訪れた際は、ぜひ昇殿料を納め社殿内へとお参りください。内部は、板張りの床にむき出しの梁や柱が並びます。宮島を見渡すことができる絶景ポイントであり、四季折々の美しい景色を楽しむことができます。
戦勝祈願で奉納された特大しゃもじ
また戦勝祈願で奉納された、特大しゃもじもみどころのひとつです。
もともと宮島は木製しゃもじの産地であり、その生産量は日本一を誇ります。
江戸時代の修行僧「誓真(せいしん)」が宮島の神木からしゃもじを作ったのが始まりで、やがて嚴島神社へ参拝に訪れた人々により、日本中に広まりました。今では「勝利をすくい取る」「幸せをめしとる」縁起物として知られています。

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