鏡の池 | 厳島神社 - 神社ファン

有名度

横綱

厳島神社

いつくしまじんじゃ

広島県廿日市市宮島町1-1

鏡の池

更新日:2026年4月30日

干潮時のみ現れる不思議な池

嚴島神社では、鏡の池と呼ばれる、潮が引いたときにのみ見ることができる丸い池が3か所存在します。干潮時でも水が残るのは、池から清水が湧き出ているためだと考えられています。その丸い形は自然にできたとは思えないほどの円形であり、まるで手鏡のような光景からこの名前がつきました。
東廻廊にある一つ目の鏡池
ひとつめの鏡の池は、東廻廊を進み、客神社を通り過ぎた先の左手側にあります。案内板も立っているため、比較的わかりやすいのではないでしょうか。鏡の池に映り込む秋の月が大変美しく、その様子を詠んだ歌が多く残されています。また、1715年に光明院の僧「恕信」によって選定された厳島八景、そのひとつである「鏡池秋月」は、この鏡の池のことを指します。
揚水橋の近くにある二つ目の鏡の池
二つ目の鏡の池は、御本社本殿の右側にある揚水橋の近くにあります。鏡の池のなかにある大きな石は卒塔婆石です。かつて平家滅亡を企てたとして平康頼が鬼界ヶ島へと流されました。康頼は、故郷の年老いた母を偲んだ2首の和歌を詠み、それを千本の卒塔婆に書いて海に流したと伝えられています。そのひとつがこの場所へと流れ着きました。たまたま参拝に来ていた僧によりこの話が都へと伝えられ、やがて康頼は帰京を許されたと平家物語に書かれています。
また鏡の池の近くには康頼灯籠と呼ばれる灯籠が立っています。これは康頼が赦免の後、報賽として嚴島大神に奉納したものです。嚴島神社で最も古い灯籠になります。火袋には六地蔵尊、棹石には昇竜降竜が彫られていますが、風化が進んでおり細部ははっきりとわかりません。
大国社と天神社の近くにある三つ目の鏡の池
最後の鏡の池は、大国社と天神社の渡り廊下付近にあります。奥まった場所にあるので、見落とさないようにご注意ください。
これら3つの鏡の池は、嚴島神社でのみ見ることのできる貴重な風景です。参拝に訪れた際は、ぜひ鏡の池にも注目してみてください。

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