御陵 | 吉備津神社 - 神社ファン

有名度

関脇

吉備津神社

きびつじんじゃ

岡山県岡山市北区吉備津931

御陵

更新日:2025年10月6日

大吉備津彦命の墓とされる古墳

吉備津神社から約1.1キロメートル、歩いて30分ほどの吉備の中山山頂には、中山茶臼山古墳があります。地元では「御陵」と呼ばれ親しまれている、大型前方後円墳です。
全長約120メートル、後円部径約80メートル、後円部高約12メートル、前方部長40メートルの大きさで、古墳時代前期(3世紀後半~4世紀)に造られたと考えられています。
墳形は前方部が開く「バチ形」の前方後円形で、前方部を南方に向けています。実際の被葬者は明らかではありませんが、宮内庁により第7代孝霊天皇の皇子である大吉備津彦命の墓として治定されました。
大吉備津彦命墓Saigen Jiro(wikipedia CC0)
現在は宮内庁の管理下にあるため、一般の人の立ち入りは禁止されています。考古学的調査や発掘も行われておりません。しかし、吉備路を代表する山である吉備の中山は、山全体が神の山として崇敬されており、史跡の宝庫として知られています。
そのため、神社から御陵への道のりは、大吉備津彦命ゆかりの地を訪ねる歴史散策コースとしても人気があります。

穴観音

中山茶臼山古墳の後円部東側には、穴観音と呼ばれる数個の自然石があります。中央の花崗岩には石仏が刻まれており、一般的には観音様と呼ばれていますが、阿弥陀仏や大日如来とする説もあります。
穴観音Saigen Jiro(wikipedia CC0)
この石の特徴は、側面に口径20センチ、深さ16センチの穴が開いていることでしょう。古くからの言い伝えでは、この穴に耳を当てると「観音様の声が聞こえる」「潮騒が聞こえる」とされています。
また、穴観音の正面に立つと、その前方には中山茶臼山古墳後円部の頂部が見えることから、穴観音は古墳の埋葬者を拝むときの磐座であったとも考えられています。

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