廻廊と梅林・牡丹 | 吉備津神社 - 神社ファン

有名度

関脇

吉備津神社

きびつじんじゃ

岡山県岡山市北区吉備津931

廻廊と梅林・牡丹

更新日:2025年10月6日

総延長398メートルの美しい回廊

吉備津神社の廻廊は、本殿から南随神門を経て御供殿・御釜殿、最奥の本宮社にいたる総延長398メートルの長大な回廊です。
回廊入口
戦国時代の天正年間(1573~1591年)に建立されたもので、県の指定重要文化財となっています。江戸時代後期から19世紀前期の境内図によると、当時の廻廊は現在よりもさらに長く、本宮社から約1キロメートル南の新宮跡まで続いていました。その跡地には現在も影向石が残されています。
南随神門から続く廻廊
廻廊の屋根は切妻造の本瓦葺き、軒は一軒疎垂木、天井は化粧屋根裏という簡素な構造です。建設にあたっては一間ごとに氏子が費用を寄進し、維持や管理についても同様の手法を用いたとされています。
南随神門と回廊
廻廊は自然の地形に沿って建てられており、境内の代表的な景観となっています。参拝者にとっては美しい四季の変化を楽しみながら歩ける散策コースでもあり、吉備津神社の魅力のひとつと言えるでしょう。
その美しさから映画やドラマのロケ地としても知られており、NHK-BSプレミアムのドラマ「犬神家の一族」や映画「燃えよ剣」「桃源郷ラビリンス」「桃とキジ」などで使用されています。また、結婚写真の撮影スポットとしても人気があります。
回廊内部

廻廊と梅のコラボレーションが美しいスポット

吉備津神社の境内には梅林があり、白梅、紅梅、しだれ梅などが2月中旬から3月中旬頃にかけて見頃を迎えます。梅の花が咲く場所は主に2か所で、御竈殿がある広場周辺と、廻廊から山側の遊歩道を上った先の梅林です。
回廊と梅
特に廻廊と梅の花のコラボレーションは見どころのひとつです。趣のある廻廊と華やかに咲く梅の花を一緒に楽しむことができるのは、吉備津神社ならではの光景ではないでしょうか。
廻廊を背景に梅の花を撮影できるため、写真愛好家にも人気の撮影場所となっています。山側にある遊歩道の梅林は傾斜が急な場所もあるため、散策の際は足元に注意が必要です。
参拝者が比較的少ない時間帯には、ゆっくりと花見を楽しむことができる穴場スポットでもあります。

艶やかな牡丹が咲き誇る春の名所

吉備津神社の廻廊沿いには牡丹園があり、4月下旬から5月初めにかけて約400株の牡丹が見頃を迎えます。全長約398メートルの廻廊を歩きながら、艶やかに咲く牡丹の花を楽しむことが可能です。
回廊と牡丹
牡丹は色とりどりに咲き、まず牡丹色から咲き始め、続いて斑入り、白と順番に花を咲かせます。終わり頃には黄色の牡丹も見ることができ、長い期間にわたって様々な色合いの牡丹を楽しめるのが特徴です。
吉備津神社では四季折々に様々な花が咲きますが、牡丹は春の締めくくりを飾る花として特別な存在です。
豊かな色彩と圧倒的な存在感を持つ牡丹を廻廊から眺められる光景は、吉備津神社ならではの景色ではないでしょうか。廻廊散策とともに季節の花を楽しめる人気のスポットとなっています。

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