有名度
関脇大神神社
おおみわじんじゃ
奈良県桜井市三輪1422
拝殿・御祭神・ご利益
更新日:2026年9月29日
厳かな雰囲気の拝殿
二の鳥居から木々に囲まれた参道を進み、石段を登ると、拝殿前の斎庭に大注連縄が見えてきます。大神神社の冬の風物詩でもあり、毎年12月に新しい大注連縄へと掛け替えられます。崇敬団体「照友会」によって1954年(昭和29年)から奉納されているもので、最大のものは長さ8m、重さ400kgにもなります。
現在の拝殿は1664年(寛文4年)、江戸幕府4代将軍・徳川家綱によって再建されました。横約17m、縦約8m、桁行9間、梁間4間の大きな建物で、主棟は切妻造。正面には大きな唐破風を備えた向拝が設けられ、屋根は檜皮葺きです。白木造りの重厚な姿を見せる江戸時代中期の社殿建築で、1921年(大正10年)に国の重要文化財に指定されています。

拝殿前には「自祓(じばらい)」と呼ばれる大麻が用意されており、参拝前に自らを祓い清めることができます。家族や友人など、一緒に訪れた人同士で互いに祓い清めあう姿も見られます。


スポンサーリンク
本殿にかわる神聖な「三ツ鳥居」
拝殿のさらに奥、三輪山との境界には「三ツ鳥居」が建っています。
三ツ鳥居の参考例中央の明神鳥居の左右に脇鳥居を組み合わせた、3つの鳥居が横一列に並ぶ独特の形をしています。中央の鳥居は高さ3.6m、左右の脇鳥居は2.7mあり、両側には瑞垣が続いています。瑞垣の欄間には神話や霊獣、花鳥などの彫刻も施されています。
その起源は明らかになっていません。室町時代の境内絵図にはすでに三ツ鳥居が描かれており、敷石などの調査から平安時代後期まで遡るという説もあります。社蔵の古文書には「古来一社の神秘なり」と記される、大神神社でも特に神秘的な存在です。
中央の鳥居には御扉が設けられています。三輪山を本殿と考えれば、三ツ鳥居は本殿の御扉にあたる存在であり、古くから本殿にかわるものとして神聖視されてきました。
三ツ鳥居から先は禁足地です。拝殿の奥は普段は神職さえ立ち入らない神聖な場所で、三ツ鳥居と瑞垣が人の世界と御神体・三輪山の神域を分ける結界となっています。本殿を持たない大神神社ならではの信仰の形を、もっとも象徴的に感じられる場所です。

スポンサーリンク
御祭神・ご利益
御祭神は大物主大神(おおものぬしのおおかみ)で、大己貴神(おおなむちのかみ)と少彦名神(すくなひこなのかみ)を配祀します。大物主大神は国造りの神として知られ、人間生活全般を守護する神として古くから信仰されてきました。『日本書紀』では崇神天皇の時代、国内に疫病が流行した際、大物主大神を大田田根子に祀らせることで疫病が収まったと伝えられています。こうした神話・伝承を背景に、病気平癒や身体健康、厄除け、災難除け、方除けなどの信仰があります。このほか縁結び、交通安全、商売繁盛、酒造・醸造など、非常に幅広いご神徳で信仰されています。


この記事を0人の方がいいねといっています
スポンサーリンク
大神神社の人気記事
-
大鳥居・一の鳥居・二の鳥居この記事を1人が評価
-
なで兎この記事を1人が評価
-
夫婦岩この記事を1人が評価
