大鳥居・一の鳥居・二の鳥居 | 大神神社 - 神社ファン

有名度

関脇

大神神社

おおみわじんじゃ

奈良県桜井市三輪1422

😞 🙁 😐 🙂 😄

大鳥居・一の鳥居・二の鳥居

更新日:2026年9月29日

大神神社の参道には、大鳥居、一の鳥居、二の鳥居と、それぞれ異なる歴史を持つ鳥居があります。特に大鳥居は高さ32.2メートルを誇る大神神社のランドマーク。一方、一の鳥居からは古くからの参道が続き、二の鳥居をくぐると三輪山の神域を感じさせる木々に包まれた参道へと入っていきます。

日本最大級の大鳥居

大神神社の参拝者用駐車場付近には、堂々とした佇まいの大鳥居が道路をまたぐように建っています。高さ32.2メートル、柱間23メートル、柱の直径は3メートルにもおよぶ巨大な明神鳥居です。笠木の長さは約40.8メートル、本体重量は185トンにも達します。
現在は熊野本宮大社旧社地・大斎原に高さ約34メートルの大鳥居がありますが、大神神社の大鳥居も日本最大級の規模を誇ります。大鳥居があまりにも大きいため、こちらを一の鳥居と思ってしまうかもしれませんが、一の鳥居は別の場所にあります。
大鳥居Saigen Jiro (wikipedia CC0)
この鳥居の大きな特徴のひとつが、耐候性鋼板で造られていることです。大神神社では耐久年数1300年と紹介されています。巨大な構造物でありながら、非常に長期間にわたって立ち続けることを想定して造られた鳥居です。
さらに風速80メートルの暴風やマグニチュード10の地震にも耐えられるよう設計されたと伝えられています。単に大きな鳥居というだけでなく、その規模に対応するための強度を備えていることも特徴です。
道路上に見える大鳥居
この大鳥居は、1984年(昭和59年)10月13日に昭和天皇が御親拝されたことを記念するとともに、御在位60年を奉祝して計画されました。1985年(昭和60年)9月18日に地鎮祭が行われ、同年12月12日に本体が完成。1986年(昭和61年)5月28日に竣功しました。
建立にあたっては約2万人の奉賛者から浄財が寄せられたと伝えられています。これほど巨大な鳥居が、多くの崇敬者の奉賛によって実現したことも見逃せないポイントです。
大鳥居前には奉納された灯籠が立っており、「三輪明神」の名を確認することができます。大神神社は古くから三輪明神とも呼ばれてきた神社で、現在も大神神社自身が「大和国一之宮 三輪明神 大神神社」の名称を使用しています。
そして大鳥居の背後にそびえるのが、大神神社の御神体である三輪山です。大神神社には本殿がなく、拝殿から三ツ鳥居を通して三輪山を拝するという古い祭祀の形を現在まで伝えています。巨大な鳥居と三輪山が重なる景観は、大神神社ならではの見どころです。
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古い参道の入口に立つ一の鳥居

大神神社の一の鳥居は、大鳥居とは別の場所にあります。大鳥居から大神神社へ向かう途中、大神教会に近い古い参道に立っています。
現在は大鳥居からJR三輪駅方面を経て二の鳥居へ向かう参拝者が多いため、一の鳥居の存在に気づかないこともあります。しかし桜井市も、一の鳥居について「舗装されていない古い参道」にあると紹介しています。大鳥居が現在の大神神社を象徴する入口であるのに対し、一の鳥居ではかつての参詣路の面影を感じることができます。
一の鳥居と社号標
一の鳥居をくぐると渕本橋(ふちもとはし)があります。江戸時代の大和の名所・旧跡・年中行事などを紹介した『大和名所図会』には「渕橋」が描かれており、これが現在の渕本橋とされています。
現在の参拝経路とは少し離れていますが、昔の人々がたどった参道から大神神社へ向かいたい人は、一の鳥居にも足を運んでみてください。
渕本橋

神域への入口となる二の鳥居

JR三輪駅方面から線路を渡り、三輪山へ向かって緩やかな坂を上っていくと、木々に包まれた二の鳥居が見えてきます。
二の鳥居
二の鳥居の扁額に記されているのは「三輪明神」の文字です。大神神社は古くは大神大物主神社とも称され、三輪明神として広く信仰されてきました。現在も地元では「明神さん」と呼ばれることがあり、桜井市も二の鳥居の扁額とともにこの呼称を紹介しています。
二の鳥居 扁額
二の鳥居をくぐると、それまでの町中の風景から雰囲気が大きく変わります。杉をはじめ樫、椎、欅などの樹木が生い茂り、緩やかに上る参道が拝殿へと続きます。三輪山を水源とする祓川の水音を聞きながら進み、太鼓橋、手水舎、正面階段を経て拝殿へ向かうのが大神神社の正参道です。
現在も二の鳥居から拝殿までの参道は境内整備事業の対象となっており、大神神社にとって重要な参拝空間であることが分かります。
昭和に建立された巨大な大鳥居、古い参詣路を伝える一の鳥居、そして三輪山の神域への入口となる二の鳥居。3つを見比べながら参拝すると、大神神社の現在の姿だけでなく、長い歴史の中で変化してきた参道の姿も感じることができます。

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