有名度
関脇大神神社
おおみわじんじゃ
奈良県桜井市三輪1422
三卯大祭
更新日:2026年9月29日
12年に1度、卯年の卯月に行われる大祭
大神神社では12年に1度、十二支が「卯」となる年の卯月に「三卯大祭(さんうたいさい)」が行われます。大神神社では古くから「卯の日」を御祭神と神縁の深い吉祥の日として、ことのほか大切にしてきました。
『日本書紀』の崇神天皇紀には、崇神天皇7年11月の己卯(つちのとう)の日に大田田根子を大物主大神を祀る神主とし、翌8年4月の乙卯(きのとう)の日には高橋活日を大物主大神の掌酒(さかびと)としたことが記されています。さらに同年12月の乙卯の日には、大田田根子に大物主大神を祀らせています。
後の『延喜式』でも、大神神社の祭祀である大神祭を上卯日に行うことが定められました。
現在の例祭「春の大神祭」も、もとは卯の日に行われていたことから「卯の日神事」と呼ばれていました。現在も毎月「卯の日祭」が行われるなど、卯の日を重んじる伝統は大神神社の祭祀に受け継がれています。
「卯」は万物の調和を表し、物事の始まりを示す吉祥の干支ともされています。
古式に従って奉献される「卯杖」
三卯大祭で特に注目したいのが、神前に奉献される「卯杖(うづえ)」です。卯杖は平安時代から邪気を祓い、福を招くものとして用いられてきた縁起物で、三卯大祭では古式に則って卯杖を神前に奉献し、邪気を祓うとともに五穀豊穣を祈願します。
祭典では祝詞が奏上され、4人の巫女によって神楽「浦安の舞」も奉奏されます。「浦安の舞」は四海が穏やかであることを願った昭和天皇の御製に、多忠朝が作曲・振付した神楽です。
直近の卯年であった2023年(令和5年)には、卯月にあたる3月の卯の日である3月10日と22日に三卯大祭が斎行されました。
古代以来、大神神社が大切にしてきた「卯の日」の信仰を象徴する、12年に一度の特別な大祭です。
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