なで兎 | 大神神社 - 神社ファン

有名度

関脇

大神神社

おおみわじんじゃ

奈良県桜井市三輪1422

😞 🙁 😐 🙂 😄

なで兎

更新日:2026年9月29日

身体の痛みを和らげ願いを叶える兎

拝殿に向かって左側にある参集殿の入口には、「なで兎」と呼ばれる青銅製の兎の像が置かれています。
撫でることで身体の痛みを和らげ、願いを叶えてくれると信仰されており、自分の身体の悪い部分と同じ場所を撫でる参拝者も少なくありません。多くの人に撫でられてきたため、兎の身体は美しく光沢を帯びています。日時によっては順番を待つ列ができる、大神神社でも人気の高いスポットです。
なで兎
この兎は、もともと現在の場所に置かれていたものではありません。
1740年(元文5年)、大神神社の一の鳥居前に鉄製の大灯籠が奉納され、その火袋を飾っていたのが現在の「なで兎」です。兎の下には亀の置物も据えられていました。
一の鳥居前を通る街道は伊勢へと続き、江戸時代にはお伊勢参りへ向かう旅人をはじめ、大神神社や長谷寺を参詣する人々が行き交いました。三輪の町も宿場・門前町として賑わい、その街道沿いに大灯籠が立っていました。
ところが昭和に入り、第二次世界大戦の戦局が悪化すると、鉄製だった大灯籠は金属供出の対象となります。一方、火袋に取り付けられていた兎と亀は青銅製だったため供出を免れ、残されました。
なで兎がある参集殿
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大神神社と「卯の日」

大神神社と兎には深い縁があります。
第10代崇神天皇の御代に大神祭が「卯の日」に始められたと伝えられ、それ以来、大神神社では卯の日を神縁の深い日として大切にしてきました。大神祭が「卯の日神事」と呼ばれるほど、卯の日と大神神社の祭祀には深い結びつきがあります。
現在も毎月「卯の日祭」が斎行されています。卯の日が月に2回ある場合は最初の卯の日、3回ある場合は2回目の「中の卯の日」に行われます。
また、大神神社の御祭神・大物主大神は、『日本書紀』では大国主神の「幸魂・奇魂」として現れた神とされています。大国主神といえば、『古事記』に記された「因幡の白兎」の神話で、傷ついた兎を助けた神としてもよく知られています。
大神神社では現在も「卯」が神縁の深い干支として大切にされており、境内には兎をかたどった授与品なども見られます。
江戸時代の大灯籠を飾っていた一羽の兎が戦時中の金属供出を免れ、現在では多くの参拝者が撫でて祈願する「なで兎」となっています。大神神社と兎との深い神縁を、実際に触れて感じられる見どころです。
境内にある兎の参拝記念版

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