摂社 大鳥美波比神社 | 大鳥大社 - 神社ファン

有名度

関脇

大鳥大社

おおとりたいしゃ

大阪府堺市西区鳳北町1-1-2

😞 🙁 😐 🙂 😄

摂社 大鳥美波比神社

更新日:2026年7月27日

大鳥五社明神の一社として伝わる式内社

表参道を進み、本殿を左手に見ながら境内の奥へ進むと、大鳥美波比神社(おおとりみはひじんじゃ)が鎮座しています。石鳥居が目印となる境内摂社で、『延喜式神名帳』に記載された式内社として知られる由緒ある神社です。大鳥大社を中心とする「大鳥五社明神」の一社に数えられ、古くから地域の信仰を集めてきました。現在は大鳥大社の授与所で大鳥美波比神社の御朱印も授与されています。
大鳥大社 大鳥美波比神社 社号標と鳥居
式内社とは、927年(延長5年)に完成した『延喜式神名帳』に記載された神社のことで、平安時代に朝廷から公認された由緒ある神社です。全国でも限られた神社だけが記載されており、大鳥美波比神社もその長い歴史を今に伝える貴重な存在となっています。
社伝によると、景行天皇24年に鉢ヶ峯で創建され、その後は北王子村(現在の堺市西区鳳南町)へ遷座しました。さらに1879年(明治12年)、現在の大鳥大社境内へ移され、今日に至っています。
大鳥美波比神社 拝殿
現在の社地は、奈良時代に行基が建立した神鳳寺の跡地です。神鳳寺は大鳥大社の神宮寺として栄えましたが、明治初期の神仏分離によって廃寺となり、その跡地に大鳥美波比神社が遷座しました。この場所には神仏習合から神社中心の信仰へと移り変わった歴史が今も受け継がれています。
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美しく整えられた社殿

現在の本殿は流造・銅板葺、拝殿は入母屋造・平入で銅板葺の屋根を持つ落ち着いた佇まいです。2018年(平成30年)の台風被害を受けた後、修復工事が行われ、2021年(令和3年)9月には正遷座祭が執り行われました。現在は美しく修復された社殿を見ることができ、銅板屋根の落ち着いた輝きと白木の社殿が静かな神域を演出しています。
賽銭箱には、大鳥大社と同じ「八尋の白鳥」の神紋が施されています。大鳥大社との深い関係を感じられる見どころの一つであり、本殿や拝殿とあわせてゆっくり参拝したい境内摂社です。
大鳥美波比神社 扁額と賽銭箱

御祭神・ご利益

主祭神は天照大神で、相殿には菅原道真公をまつっています。また、主神のほか七柱を合祀していると伝えられています。明治から大正にかけては、式内社である押別神社、天神社、市杵島神社が合祀されました。
御祭神については史料によって異同があり、天照大神のほか、両道入媛命、庭津日神、天児屋根命を伝える記録も残されています。このように古くから複数の伝承が受け継がれてきたことも、大鳥美波比神社の長い歴史を物語っています。
古くから開運招福や良縁、学業成就、受験合格などのご利益があるとされ、多くの参拝者が訪れています。大鳥大社の参拝とあわせて大鳥美波比神社にも足を運ぶことで、式内社として受け継がれてきた歴史や、大鳥五社明神の信仰をより深く感じることができるでしょう。
大鳥美波比神社 本殿Naokijp (wikipedia CC 表示-継承 4.0)

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