天流水舎 | 諏訪大社 上社本宮 - 神社ファン

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大関

諏訪大社 上社本宮

すわたいしゃ かみしゃもとみや

長野県諏訪市大字中洲字宮山1

天流水舎

更新日:2025年7月7日

雨乞いの逸話が残る御社

神楽殿と清祓池の前には、屋根にエントツのようなものがついた御社「天流水舎」が建っています。俗にお天水とも言われており、どんなに晴れた日でも雫が入り、御宝殿の水滴とともに中の井戸に溜まるそうです。このお天水を青竹に入れて持ち帰り、雨乞いの神事をすると必ず雨が降ると言われています。途中で休むとその場所で雨が降るので、かつては若者がリレー式で運んだそうです。また天竜川の水源はこの天流水舎との説もあり、神秘的な伝承が伝わるお社となります。
天流水舎
天流水舎は1828年に造営されました。桁行一間、梁間一間の大きさで、切妻造りの屋根は銅板で葺かれています。2016年に国の重要文化財に指定された貴重な建造物です。

海苔産業との深い関わり

実は天流水舎は、海苔産業に携わる全国の人々から篤い信仰を受けているお社でもあります。
諏訪地方と海苔産業の関わりの歴史は古く、冬の農閑期に東京に出稼ぎに出て海苔産業に携わる人が多かったと言われています。海苔の採れる冬の時期に寒さに強い諏訪からの出稼ぎは大変重宝されたそうです。
人々は出稼ぎに出る際には必ず本宮に参拝し、道中の安全や出稼ぎの安穏、商売繁昌を祈願しました。その際天流水舎の水を頂き、出稼ぎ先に持参したそうです。
この御天水は大変霊験あらたかで「海苔が不作の時に、海苔に生じたヒビの上から御天水をそそいだところ、生海苔の色が良くなった」「東京湾の水質が悪くなり海苔が育たなくなったとき、御天水を海に注いだところ海苔が豊作になった」などの奇跡を起こしたと言われています。
そうしたことから、この天流水舎は海苔産業に携わる人びとから篤い信仰が寄せられるようになりました。
数々の奇跡を起こしたありがたい天流水舎にも、ぜひお訪れてみてください。
海苔産業に携わる全国の人々から崇敬

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