有名度
大関諏訪大社 上社本宮
すわたいしゃ かみしゃもとみや
長野県諏訪市大字中洲字宮山1
御神渡り
更新日:2026年1月5日
諏訪の七不思議のひとつ
厳寒の時期に諏訪湖の湖面が全面凍結し、その数日後の夜明けに大音響とともに上社の浜から下社の湖岸にかけて亀裂が生じ、せり上がる現象が起こることがあります。これは御神渡りと呼ばれており、諏訪大社上社の男神が、下社の女神のもとへ通われた道筋だと言われています。諏訪の七不思議のひとつにも数えられている、神秘的な自然現象です。
御神渡りが現れた年は、八剱神社の神職によって御渡り神事(みわたりしんじ)が行われます。諏訪市の無形民俗文化財に指定されている特殊神事です。
Alpharigid (Wikipedia CC 表示-継承 4.0)諏訪湖で御神渡りが起こると、まずは亀裂を確認する拝観式が執り行われます。氷上で、筋の起点となる下座と終点となる上座をそれぞれ確認、認定し、最後にお祓いを行います。拝観式をご覧になる際は、氷上への立ち入りは絶対に止めましょう。過去には氷が割れ落水する事故や、転倒し負傷する事故も起きています。安全な場所からご見学ください。
拝観式の後は八剱神社にて拝観奉告祭が行われ、今回の御神渡りの様子を御渡帳と照らし合わせ、農作物の豊作凶作、世の中の吉凶、気候等を予測する占いが行われます。
御渡帳には過去の御神渡りが記録されており、御神渡りの上座下座の地点やその年の気候・米麦等の値段、翌年の農作物の吉凶などが記載されていると言われています。その過去の記録の中から、今回の御神渡りと近いものを探し出し吉凶を判断しているのだそうです。
拝観式で確認、認定した御神渡りの詳細は注進状にしたためられ、諏訪大社上社本宮の注進奉告式で神前に捧げられます。その後書式を改め、恒例により宮内庁と気象庁に結果を報告するのだそうです。
またその年の天候によっては御神渡りが現れないこともあり、これを「明けの海(あけのうみ)」と呼びます。以前は毎年発生していた御神渡りですが、近年は地球温暖化等の影響や天候の条件が合わないなどの理由で発生する頻度が激減していると言われています。特に1980年代末以降は、発生頻度は数年に一度となっており、運よく御神渡りを見ることができた人は大変幸運です。

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