有名度
関脇大山阿夫利神社
おおやまあふりじんじゃ
神奈川県伊勢原市大山355
大山寺
更新日:2026年8月25日
大山寺
「雨降山 大山寺」は、大山阿夫利神社へ向かう途中、大山ケーブルカー「大山寺」駅から徒歩約3分の場所にあります。ケーブルカーを使わず女坂を歩いて下社へ向かう場合も、途中で参拝することができます。大山寺の開山は天平勝宝7年(755)と伝えられています。奈良・東大寺の開山でも知られる良弁僧正が、聖武天皇の命によって開創したとされる古刹です。その後、光増和尚、弘法大師へと受け継がれ、弘法大師にまつわる霊跡は、現在の「女坂の七不思議」にも伝えられています。

大山不動尊
御本尊は「大山不動尊」として信仰される鉄造不動明王像です。文永11年(1264)、願行上人によって造立されたと伝えられ、像高97.9cm、重量約480kgにもなる鉄造の不動明王像です。両脇の二童子像とともに「鉄造不動明王及二童子像」として国の重要文化財に指定されています。
大山不動尊は、東京・高幡不動尊金剛寺、千葉・成田山新勝寺とともに「関東三大不動」の一つに数えられています。
大山は神仏習合の霊山として発展してきたため、大山阿夫利神社と大山寺はもともと深い関係にありました。江戸時代の大山詣りでは、山頂の石尊大権現と大山寺の不動明王がともに信仰され、多くの参詣者が訪れました。

神仏分離と現在の大山寺
明治時代の神仏分離以前、大山寺は現在の大山阿夫利神社下社がある場所にありました。江戸時代には徳川幕府の庇護を受け、本堂をはじめとする大規模な建物が並んでいました。明治初期の神仏分離・廃仏毀釈によって大山寺は廃寺となり、堂宇の多くが失われました。一方、御本尊の不動明王像は破壊を免れ、明治6年(1873)に現在地へ仮堂を建てて遷されました。その後、明治18年(1885)に現在の本堂が完成しています。
現在の大山阿夫利神社下社と大山寺が別々の場所にあるのは、この明治時代の神仏分離によるものです。

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御開帳
御本尊の御開帳日は、毎月8日・18日・28日です。鎌倉時代から信仰されてきた鉄造不動明王像を間近で参拝できる貴重な機会となっています。正月などには特別な法要や御開帳が行われることもあります。開催日や内容が変更される場合があるため、特別御開帳については参拝前に確認するのがおすすめです。
紅葉
大山寺は大山を代表する紅葉の名所としても知られています。特に見応えがあるのが、本堂へ続く石段です。秋になると石段の両側を紅葉が覆い、振り返れば紅葉の向こうに相模平野を望むことができます。例年、紅葉の時期にはライトアップなども行われ、多くの参拝者が訪れます。
ケーブルカーの途中駅からすぐのため、下社とあわせて参拝しやすいのも魅力です。

かわらけ投げ
大山寺を訪れたら体験しておきたいのが「かわらけ投げ」です。素焼きの土器を崖下へ向かって投げるもので、かわらけを投げることで厄を落とし、崖下に設けられた輪を通すことができれば幸運を招くとされています。

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