有名度
関脇大山阿夫利神社
おおやまあふりじんじゃ
神奈川県伊勢原市大山355
神楽舞
更新日:2026年8月25日
神楽舞
大山阿夫利神社には、神前に奉納される「倭舞(やまとまい)」と「巫子舞(みこまい)」という2つの神楽舞が伝えられています。現在は「大山阿夫利神社の倭舞及び巫子舞」として、神奈川県指定無形民俗文化財となっています。この神楽舞が大山へ伝わったのは明治6年(1873)です。大山阿夫利神社の初代神官・権田直助が、孫の一作を奈良の春日大社へ派遣し、春日大社の神職・富田光美から神楽舞を継承することを認められました。以来、大山の先導師を務める家の子どもたちを中心に受け継がれてきました。
倭舞
倭舞は、主に大山の少年によって舞われます。4人で舞うものと、最年長者が1人で舞う「六位舞」があり、腰に刀を差し、手には榊や扇を持って舞います。衣装は青摺衣に巻纓冠を身につけた宮中の官人を思わせる姿で、格調のある舞を見ることができます。
現在まで伝えられている倭舞は11曲。伊勢原市では、これほど多くの神楽舞が現在まで残されている例はほかにないとも紹介しています。

巫子舞
巫子舞は、主に大山の少女によって舞われます。4人または6人で舞うもののほか、最年長者が1人で舞う「白拍子舞」があります。舞手は額に花の挿頭を飾り、五色の布を垂らした鈴や扇を手にして舞います。
巫子舞は9曲が伝承されており、倭舞と合わせると20曲もの神楽舞が大山で受け継がれていることになります。
倭舞・巫子舞の演奏には、篳篥、和琴、笛、笏拍子などの楽器が用いられます。舞だけでなく、それを支える音楽まで含めて大山の人々によって伝承されてきた神事芸能です。

秋季例大祭で奉納
倭舞と巫子舞は現在も大山の子どもたちへ受け継がれ、毎年8月28日の秋季例大祭では、麓の社務局にある行在所で神前に奉納されます。大山阿夫利神社では、江戸時代から続く大山能や火祭薪能などさまざまな神事芸能が伝承されています。そのなかでも倭舞・巫子舞は、明治初期に春日大社から伝えられた舞を、地元の子どもたちが世代を超えて受け継いできたことに大きな特徴があります。
この記事を0人の方がいいねといっています
スポンサーリンク
大山阿夫利神社の人気記事
-
大山名水「神泉」・地下巡拝道この記事を1人が評価
-
摂社 浅間社・境内社 天満宮この記事を1人が評価
-
下社 拝殿・本殿・ご祭神・ご利益この記事を1人が評価
