老松系
おいまつ
- 神社(共通)
神社系統ランキング78位(38社)
系統説明
老松と社名につく神社の系統で天満系の一つ。
太宰府天満宮の摂社である老松社からの分霊と思われるが、正確には不明。
祭神
老松系の祭神では、菅原道真に長く仕えた家臣(牛飼い)の島田忠興を神格化した老松神がよく知られる。能の謡曲「老松」では老人の姿をした松の精が登場している。近世に入り道真の師であり義父の島田忠臣と同一視されることもあり、老松は忠臣を指す場合もある。また道真を老松神、道真の正室である島田宣来子を老松女としてまつる神社もある。
上記の通り老松神には複数の神が充てられている。道真を祭神とする天満系の総本宮・太宰府天満宮の摂社である老松社では、道真の両親の菅原是善(2889)と伴吉祥院がまつられているが、同系統では道真が単独でまつられていることが多い。
天満系のもう一つの総本宮・北野天満宮の末社にも老松社があるが、祭神は道真の師である忠臣が老松大明神としてまつられている。
系統分布
老松系は福岡と佐賀のみにみられる系統。主な同系統の神社名は「老松」などがある。
総本宮の天満宮ではなく、老松社を勧請した理由は定かではないが、天満・天神信仰が広がると共に老松社も勧請されていった。また老松社がある地域には道真が立ち寄ったなど、縁のある場所が多いとする特徴もみられる。
老松は道真の飛梅伝説に基づきつけられた社名で、能楽では同名の曲目が演じられている。
関連する系統
飛梅伝説
宇多天皇に続き醍醐天皇に重用され右大臣となった道真だが、左大臣・藤原時平の陰謀により大宰権帥に左遷が決まる。故郷である都を離れる日に、幼い頃より親しんできた紅梅殿の梅に、「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花 あるじなしとて春なわすれそ」と歌を詠み旅立つ。主人を慕った梅は大宰府に着いた道真の元へ、京都から一夜のうちに飛んできたといわれる。
この有名な飛梅伝説には、もうひとつ別の話も伝わっている。伊勢国(三重県)度会の社人・白太夫は、老齢ながら道真を慕い大宰府に下る際、都の道真の邸宅に立ち寄り、妻の便りと共に庭の梅を根分けして持ってきたとされる。道真は白太夫に塁が及ぶことを案じて、都から「梅が飛んできた」と周りの者に伝えたともいわれている。
飛梅はもともと道真の配所跡に建立された榎社にあったが、太宰府天満宮の造営後に本殿横の現在の場所に移植された。
飛梅に対し老松は、「梅は飛んできたのに松はつれない」との歌を道真が詠んだとして、同じように後を追い太宰府へやってきたとする老松(追い松)の伝説が残されている。
主なご利益
- 受験合格
- 学問成就
老松系は天満系と同様に、受験合格や学問成就のご利益が有名。
同系統の主な神社
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福岡県福岡市南区老司4-6-1
主な祭神菅原道真公
主な神社系統老松系
- 学業・技芸
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福岡県太宰府市水城一丁目152番
主な祭神菅原道真公
主な神社系統老松系
- 学業・技芸
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福岡県筑紫野市岡田二丁目13番3
主な祭神菅原神
主な神社系統老松系
- 学業・技芸
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福岡県福岡市早良区東入部6丁目20−16
主な祭神天満天神 老松殿 紅松殿
主な神社系統老松系
- 学業・技芸
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福岡県糸島市板持474番
主な祭神菅原神 老松神 福部神
主な神社系統老松系
- 学業・技芸
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福岡県大野城市上大利二丁目16番1
主な祭神菅原道真
主な神社系統老松系
- 学業・技芸
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福岡県三井郡大刀洗町冨多2158-1
主な祭神菅原神
主な神社系統老松系
- 学業・技芸
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福岡県小郡市上岩田1374番
主な祭神菅原眷属神
主な神社系統老松系
- 学業・技芸
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福岡県久留米市田主丸町船越1071番
主な祭神菅原神
主な神社系統老松系
- 学業・技芸
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佐賀県三養基郡上峰町大字前牟田1719番
主な祭神菅原道真
主な神社系統老松系
- 学業・技芸
