塞三柱神系
さえのみはしらのかみ
- 神様組合せ
神社系統ランキング82位(37社)
系統説明
塞三柱神と総称される八衢比古命、八衢比売命、久那斗命の3柱をまつる系統。祭神は道の分岐で邪悪なものを防ぐ塞の神であり、道祖神系ともいえる。
祭神
祭神は塞三柱神。塞三柱神という名前でまつられていることは少なく、八衢比古命・八衢比売命・久那斗命の3柱でまつられていることが多い。
八衢比古命、八衢比売命、久那斗命は延喜式にみられる神道の祭祀「道饗祭」においてまつられる神で、都や宮城の中に災いをもたらす鬼魅や妖怪が入らぬよう防ぐ役割をもつ。
道祖神系では様々な神がまつられているが、塞三柱神の組み合わせは道饗祭が元とされ、災いを防ぐためにまつられたものと考えられる。
系統分布
塞三柱神系は道祖神系と同様に全国でみられる系統。
関連する系統
塞三柱神について
八衢比古命、八衢比売命は対をなす男女の神で、記紀には見えず古くから伝わる民間信仰の神と考えられている。八衢は道がいくつにも分かれたところの意であり、道の分岐で邪悪なものの侵入を防ぎ境界を守護する神として、また住民や通行人を守る交通・旅の神として信仰された。江戸時代中期の国学者・賀茂真淵の「祝詞考」によれば、伊弉諾尊が禊を行った際に御帯から成った道之長乳歯神は八衢比古と八衢比売の2柱にあたるとし、真淵の門人・本居宣長は「古事記伝」において、御褌から成った道俣神のことであると述べている。
久那斗命は記紀に登場する。日本書紀では黄泉国から逃げ帰る伊弉諾尊が、後を追ってきた雷神に向けて杖を投げ、「これ以上は来るな」と言ったことから岐神《ふなとのかみ》が化成し、この神の元の名は来名戸之祖神《くなとのさへのかみ》であると記される。フナド、クナドとは「これを経て来るな」の意味とされ、古事記では衝立船戸神の名で呼ばれている。
3柱は神道の祭祀「道饗祭」でまつられる神であり、根の国・底の国(黄泉国)からくる穢れや禍事が入り込まぬよう、都の四方の最端に3柱を斎き祭り都の守護を祈願した。民間信仰など種々の信仰が習合していることから、道祖神以外にも様々な性格を併せ持ち、系統を明確に説明するのは容易ではないが、基本的には外来の疫病や悪霊を防ぐ神といえる。
主なご利益
- 疫病除け
- 災難除
塞三柱神系の祭神は邪悪なものを防ぐ神であることから、疫病除けや災難除のご利益がある。
同系統の主な神社
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広島県府中市斗升町571番地
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主な神社系統塞三柱神系
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兵庫県淡路市楠本字別処1909番
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主な神社系統塞三柱神系
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主な神社系統塞三柱神系
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主な神社系統塞三柱神系
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秋田県湯沢市稲庭町字坪沢100
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広島県府中市出口町182番地
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