八衢比古
やちまたひこ
- 神話・伝説
- 男神・男性

祭神ランキング86位
八衢比古とは?
八衢比古は延喜式などに登場する男神。八衢は道がいくつにも分かれたところの意であり、道の分岐で邪悪なものの侵入を防ぎ、境界を守護する塞の神の性格を持つともいわれる。古くは都に魑魅や妖物などの災いが入り込まないよう行われた「道饗祭《みちあえのまつり》」でまつられた。共にまつられる八衢比売とは対を成す。江戸時代中期の国学者・賀茂真淵の「祝詞考」によれば、伊邪那岐命が黄泉国から帰り禊を行った際に御帯から成った道之長乳歯神とは、八衢比古と八衢比売の二柱にあたるとしている。また真淵の門人・本居宣長の「古事記伝」では、御褌から成った道俣神のこととしている。住民や通行人を守る交通・旅の神とされ、交通安全のご利益がある。 八衢比古は御杖神社(奈良県宇陀郡)瀧上神社(宮城県気仙沼市)などで主祭神としてまつられている他、各地の塞神社、道祖神社でも塞の神、道祖神としてまつられている。
出典文献
延喜式
神格
ご神徳
別称・異称
八衢比古やちまたひこ
延喜式
八衡彦命はちまたひこのみこと
その他
八衢彦命やちまたひこのみこと
その他
八衢毘古命はちまたびこのみこと
その他
同一とされる神様
祀られている主な神社
芦屋神社
(兵庫県芦屋市東芦屋町20−3)
御杖神社
(奈良県御杖村神末1020)
高乃宮神社
(広島県安佐南区長束西一丁目42番1号)
六社神社
(広島県府中市斗升町571番地)
千曳神社
(青森県七戸町字菩提木56)
