第六天系
だいろくてん
- 信仰(仏教)
神社系統ランキング51位(104社)
系統説明
第六天を社名とする神社の系統。
元々は神仏習合の時代に仏教の第六天魔王(他化自在天)をまつっていた神社が、明治の神仏分離の際に第六天神社という社名から、祭神を神世七代における第6代のオモダル・アヤカシコネ(面足命・惶根命)に変更している。
千葉県香取市の山倉大神や東京都台東区の第六天榊神社は、第六天系の総本宮といわれるが、有名系統の総本宮ほど大きな神社はみられない。
祭神
祭神はオモダルとアヤカシコネ。神社によってはどちらか一柱を祭神としていることもある。
神仏分離の際には、オモダルやアヤカシコネ以外にムスヒの神である高皇産霊神などを祭神とした神社も少数ながらある。また第六天魔王とは関係なく、天津神としての「天神」をまつっている神社もみられる。
系統分布
第六天系は関東地方(旧武蔵国)を中心にみられる系統。関西や九州地方ではあまりみることはない。主な同系統の神社名は「第六」「面足」がある。
第六天系が西日本であまり見られない理由
第六天系は仏教の第六天魔王に対する信仰に始まったが、神仏分離の影響で多くの第六天神社では祭祀の対象をオモダル・アヤカシコネに変えている。
第六天魔王は仏教における三界の一つ、欲界の第六天に住む他化自在天の魔王で、仏道を害し、人心を悩乱して智慧や善根を妨げる悪魔といわれる。一方で他化自在天で生まれたものは、他の欲望を自分の楽事とすることができるといわれ、戦国時代の混乱期に民衆の間で支持され広まったとも考えられている。
第六天系の神社は武蔵国、相模国、伊豆国に多く分布するが、西日本ではみることができない。一説には、織田信長が第六天を信仰していたことから、信長亡き後、天下を統一した豊臣秀吉がその神威を畏れ、拠点を置いていた西日本から第六天神社を廃除したといわれている。また武蔵国、相模国、伊豆国に多い理由として、織田家に敗れた武田家の領民が恭順の意を示すために信仰し、北条家の治める隣国の相模国、伊豆国へも広がっていったとする説がある。また小田原征伐以降は、秀吉から逃れた北条家の家臣らが逃れた先で定住し、その地で第六天の信仰を広めたとする説もある。
主なご利益
現在ある第六天系の神社には共通したご利益の特徴はみられない。民衆の間で第六天魔王が与える現世利益に対して信仰が集まっていた時代には、その強力な神威により疫病退散や願望成就などのご利益が得られると信じられた。
総本社
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千葉県香取市山倉2347-1
主な祭神高皇産霊命 建速須佐之男命 大物主神 他2柱
主な神社系統祇園・須佐系 出雲・オオナムチ系
- 厄除・開運
- 健康
- 仕事
- 恋愛
- 子供
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東京都台東区蔵前1-4-3
主な祭神天神第六代坐榊皇大御神 面足尊 惶根尊
主な神社系統第六天系
同系統の主な神社
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埼玉県さいたま市岩槻区大戸1752
主な祭神面足尊 吾屋惶根尊
主な神社系統第六天系
- 健康
- 安全
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千葉県習志野市鷺沼1-698
主な祭神面足尊 惶根尊 素盞嗚尊 猿田彦神
主な神社系統第六天系 祇園・須佐系 白髭・猿田彦系
- 厄除・開運
- 健康
- 仕事
- 安全
- 家庭
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埼玉県さいたま市岩槻区馬込200
主な祭神面足命 惶根命
主な神社系統第六天系
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東京都あきる野市菅生字下871番地
主な祭神面足尊 惶根尊
主な神社系統第六天系
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東京都荒川区南千住8-5-6
主な祭神面足尊 惶根尊
主な神社系統第六天系
