賀茂系
かも
- 神社(分霊)
神社系統ランキング28位(462社)
系統説明
京都府京都市の賀茂別雷神社と賀茂御祖神社を総本宮とする系統。それぞれに上賀茂神社、下鴨神社の通称でも呼ばれ、両社を総称して賀茂神社と呼ぶ。
両社の例祭「賀茂祭」は通称の「葵祭」として全国的に有名で、古代で祭といえば葵祭のことを指した。現代では石清水八幡宮の石清水祭、春日大社の春日祭と並び三大勅祭に数えられる。
祭神
上賀茂神社の祭神は賀茂別雷大神。別名の賀茂別雷命や別雷神でまつられていることも多い。
下鴨神社の祭神は玉依姫命と賀茂建角身命。玉依姫命は日本神話に複数登場する神名だが、賀茂系では賀茂玉依比賣命、鴨玉依姫神としてまつられていることもある。玉依比賣命は賀茂別雷命の母親で、賀茂建角身命は玉依比賣命の父親であり賀茂別雷命の祖父にあたる。賀茂系の神社には、両社の祭神を合わせて賀茂大神としてまつるところもある。
系統分布
賀茂系は関西を中心に全国にみられる系統。主な同系統の神社名は「賀茂」「加茂」などがある。
賀茂神社は本来は山城国の地方豪族である賀茂氏の氏神として信仰されていた。平安京への遷都以降は、都の守護神として朝廷からも厚く崇敬され、平安時代後期には賀茂神社の社領が全国に置かれるようになり、各地の荘園や御厨に賀茂社の分社が勧請され信仰が全国に広がった。
関連する系統
賀茂別雷命の誕生の逸話
「山城国風土記」逸文、「賀茂旧記」には賀茂神社の祭祀由来が記され、祭神の賀茂別雷命の出生譚が記されている。これによると賀茂県主の祖神・賀茂建角身命の娘・玉依姫命が、賀茂川の上流から流れてきた丹塗矢を持ち帰り、床辺に置いて眠ったところ、やがて懐妊し男子が生まれる。この男子が成長し元服を祝う宴において、祖父である賀茂建角身命に、父に酒を捧げることを命じられ屋根を破って天に昇ったとあり、昇天したことで父が天津神であると判明する。この男子が賀茂別雷命であり、後に玉依姫命の兄・玉依日古を祖とする賀茂県主の一族が奉斎したとされる。
賀茂神社で行われる葵祭は、欽明天皇の時代に起きた大規模な天災が賀茂大神の祟りによるものと占われ、これを鎮めるため、往古の神託に習い葵を飾り盛大に祭りを行ったところ、風雨は止み五穀が豊かに実ったとされ、この祭りが葵祭の起源とされる。当初は賀茂祭と呼ばれていたこの祭りは応仁の乱で中断し、1694年に再び行われるようになった時から葵祭と呼ばれるようになった。葵祭の名称は、参加する祭員や勅使、牛車の飾りなど、すべてに葵を用いたことによる。
主なご利益
- 祈雨・止雨
- 農業守護
- 厄除け
- 安産・子育て
賀茂系の祭神である賀茂別雷命はその名が表すように雷神とされ、祈雨、止雨や農業守護のご利益がある。また雷の神威によりあらゆる災難を除くといわれ、厄除けや開運のご利益も有名。
玉依姫命は神婚によって神の子を生んだとの伝説から、安産・子育てのご利益があるとされる。
総本社
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京都府京都市北区上賀茂本山339
主な祭神賀茂別雷大神
主な神社系統賀茂系
- 厄除・開運
- 安全
- 勝負
- 仕事
-
京都府京都市左京区下鴨泉川町59
主な祭神賀茂建角身命 玉依媛命
主な神社系統賀茂系
- その他
- 仕事
- 健康
- 勝負
- 厄除・開運
- 学業・技芸
- 安全
- 恋愛
- 子供
同系統の主な神社
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京都府向日市向日町北山65
主な祭神向日神 火雷神 玉依姫命 神武天皇
主な神社系統年神系 賀茂系
- 仕事
- 家庭
- その他
- 厄除・開運
- 子供
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茨城県水戸市元山町一丁目1番57号
主な祭神別雷命
主な神社系統賀茂系
- その他
- 仕事
- 厄除・開運
- 子供
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千葉県市原市高滝1番地
主な祭神迩々芸命 玉依姫命 別雷命
主な神社系統賀茂系
- 子供
- 恋愛
- 仕事
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千葉県旭市見広1371番地
主な祭神天穂日命 別雷命
主な神社系統賀茂系
- 仕事
- 恋愛
- 子供
- 学業・技芸
- 健康
- 厄除・開運
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千葉県山武郡横芝光町屋形921番地
主な祭神建速須佐之男命 別雷命 天児屋根命 菅原道真公
主な神社系統祇園・須佐系 賀茂系 天満・天神系
- 厄除・開運
- 健康
- 仕事
- その他
- 子供
- 学業・技芸
