スヒヂニ
すひぢに
- 神話・伝説
- 女神・女性

音川安親(万物雛形画譜)

玉蘭斎貞秀(神佛図會)
祭神ランキング150位
スヒヂニとは?
スヒヂニは記紀神話などに登場する女神。文献によって、須比智邇神、沙土?尊、沙土根尊のように表記される。対をなす男神・ウヒヂニとは兄妹、夫婦どちらの意見もある。天地が開き、世界の始まりに生まれた神々の一柱で、古事記では「神代七代」の第三代、日本書紀では「神代七代」の第四代の神とされる。それまでの代は性別のない独神だったが、スヒヂニの代になり、初めて女神という性別を持つ男女の対偶神として出現した。神名の「須」・「沙」は砂を意味し、土や泥を司るウヒヂニと一対になることで、水から分かれた大陸が形を成しつつある様子を表していると考えられている。また、砂や泥が人体を形作るための材料であるとする説や、家や集落を守る神の依り代となる盛り砂が神格化されたとの説の他、土器作製の神、煮炊き(炊事)の神ともいわれている。ご利益は、五穀豊穣や開運招福など。 スヒヂニをまつる神社に沙田神社(長野県松本市)などがある。沙田神社ではスヒヂニが単独でまつられているが、全国的にみるとスヒヂニとウヒヂニは共にまつられていることが多い。また創世記の神々をまつる神社では、その一柱としてスヒヂニがまつられていることがある。
出典文献
古事記
日本書紀
神格
泥の神 五臓の神(脾臓)
ご神徳
五穀豊穣 開運招福
別称・異称
須比智邇神すひじにのかみ
古事記
沙土煑尊すいじにのみこと
日本書紀
沙土根尊すいじねのみこと
日本書紀
沙土煮尊すいじにのみこと
その他
須比地邇神すひじにのかみ
その他
