気吹戸主
いぶきどぬし
- 神話・伝説
- 不明

玉蘭斎貞秀(神佛図會)
祭神ランキング186位
気吹戸主とは?
気吹戸主は延喜式に登場する男神である。父はイザナギで、黄泉の国から帰還したイザナギが穢れを落とすための禊ぎを行ったときに生まれた神の1柱とされる。この時同時に瀬織津比売、速開都比売、速佐須良比売も登場し、この4柱を総称して「祓戸四神」または、「祓戸大神」と言うこともある。神名の気吹戸は神が息を吹きかけて罪や穢けがれを払う出入り口のことを指し、気吹戸主の神格も祓いの神として知られている。延喜式祝詞の六月晦大祓には、それぞれの役割を次のように記している。まず、瀬織津比売が罪穢れを川から海へ持ち出し、次に速開都比売がそれを潮の流れの渦巻きの中に飲み込む。それを確認した気吹戸主は海上から強い風を起こして罪穢れを黄泉の国へ吹き飛ばし、最後に速佐須良比売が黄泉の国で諸々の罪穢れをさすらって失うという。この役割から、気吹戸主は神直日神および大直日神と同一視されることもある。また、風神としての神格から内宮の風宮の神とする説や、トヨウケビメの荒魂とする説もある。これらのことから、気吹戸主のご利益は厄除け、方位除けなどとされている。 気吹戸主は「祓戸四神」と共に佐久奈度神社(滋賀県大津市)などで祀られている。
出典文献
延喜式
神格
ご神徳
別称・異称
気吹戸主いぶきどぬし
延喜式
伊吹戸主命いぶきどぬしのみこと
その他
息吹戸主命いぶきどぬしのみこと
その他
気吹主命いぶきぬしのみこと
その他
気吹土主神いぶきどぬしのかみ
その他
同一とされる神様
神様グループ
祀られている主な神社
佐久奈度神社
(滋賀県大津市大石中1-2-1)
今城青坂稲実池上神社
(埼玉県上里町忍保225)
日比谷神社
(東京都港区新橋4-13-9)
志氐神社
(三重県四日市市大宮町14-6)
片山神社
(三重県亀山市関町坂下624)
