有名度
大関霧島神宮
きりしまじんぐう
鹿児島県霧島市霧島町田口2608-5
霧島の七不思議伝説
更新日:2026年8月1日
神話の里・霧島に語り継がれる7つの不思議を巡る
霧島神宮の境内や周辺には、古くから語り継がれてきた7つの不思議な現象が点在し、「霧島の七不思議伝説」として親しまれています。天孫降臨の舞台とされる霧島には、神話と自然が深く結び付いた数多くの伝承が残されており、七不思議もその一つです。現在では自然現象として考えられるものもありますが、昔の人々は神々の力によるものとして畏敬の念を抱き、大切に語り継いできました。霧島神宮を参拝する際は、社殿だけでなく七不思議にも足を延ばすことで、この地ならではの神秘的な魅力をより深く感じることができます。① 亀石 亀の姿に見える縁起の良い巨石
亀石は、霧島神宮の旧参道沿いにある大きな岩で、その姿が亀に似ていることから名付けられました。古くから参拝者の目印として親しまれ、見る角度によって亀の姿がよりはっきりと見えることでも知られています。自然が長い年月をかけて生み出した造形でありながら、不思議な存在感を放つ七不思議の一つです。
② 風穴 かつて冷風が吹き出した神秘の岩穴
風穴は旧参道沿いにある岩穴で、かつては一年を通して冷たい風が吹き出していたと伝えられています。そのため「風穴」と呼ばれるようになりましたが、現在では風が吹き出すことはありません。昔の参拝者は、この不思議な風を神様の力によるものと考え、神秘的な場所として大切にしてきました。
③ 両度川 一年に二度流れる不思議な川
両度川は霧島神宮から約300mの場所を流れる川です。毎年6月頃になると水が流れ始めますが、10日ほどで一度完全に枯れ、その数日後に再び水が流れ出します。このように一年に二度水が流れることから「両度川」と名付けられました。現在では湧水など自然条件による現象とも考えられていますが、古くから霧島の七不思議として語り継がれています。
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④ 文字岩 巨岩の隙間に刻まれた謎の文字
霧島神宮から約2km離れた場所には文字岩があります。約10㎥もの巨大な岩のわずか10cmほどの隙間に文字が刻まれている不思議な岩で、人がようやくのぞき込めるほどの狭い隙間に文字があることから、七不思議の一つとなりました。岩の内部は昼間でも暗く、文字を確認するには懐中電灯を持参すると便利です。
⑤ 御手洗川 突然清水と魚が現れる神秘の川
御手洗川は霧島神宮から約250mの場所にある川です。例年11月頃から4月頃までは水が枯れていますが、5月頃になると突然豊富な清水が湧き出し、魚まで現れると伝えられています。季節によって姿を大きく変える様子は昔から人々を驚かせ、神秘的な川として大切にされてきました。
⑥ 蒔かずの種 山中に自然と実る伝説の稲
蒔かずの種は、誰も種をまいていない山中や竹林から自然に稲穂が実るという伝説です。天孫降臨の際、高天原から持ち込まれた種が霧島の地で育ったものだと伝えられ、豊かな実りをもたらす神の恵みとして語り継がれてきました。神話と農耕信仰が結び付いた、霧島らしい不思議な伝承です。
⑦ 真夜中の神楽 深夜に響く神々の舞の音
最後の一つが真夜中の神楽です。夜更けの誰もいない社殿の奥から、突然神楽の音色が聞こえてきたという伝説で、現在でも時折神楽のような音が聞こえるという言い伝えが残されています。真偽は定かではありませんが、神々が舞を奉納しているのではないかと語られ、霧島神宮を代表する神秘的な伝説の一つとなっています。霧島の七不思議は、それぞれが独立した見どころでありながら、自然の営みや神話、そして人々の信仰が一体となって生まれた伝説です。境内だけでなく旧参道や周辺にも点在しているため、散策を楽しみながら巡ることで、通常の参拝では気付けない霧島の歴史や自然の奥深さを感じることができます。神話の世界に思いを馳せながら七不思議を巡れば、霧島神宮の魅力をより深く味わえるでしょう。
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