招霊木 | 霧島神宮 - 神社ファン

有名度

大関

霧島神宮

きりしまじんぐう

鹿児島県霧島市霧島町田口2608-5

😞 🙁 😐 🙂 😄

招霊木

更新日:2026年8月1日

神様を招く木として伝わる霧島神宮の招霊木

展望台近くにある招霊木(オガタマノキ)は、古くから「神霊を招く木」と信じられてきた神聖な樹木です。その名は「招霊(おきたま)」が転じたものとされ、神様を迎える木として古来より大切にされてきました。モクレン科モクレン属に属する常緑高木で、日本に自生するモクレン科植物の中でも代表的な種類の一つです。
『古事記』には、天照大神が天岩戸へお隠れになった際、天宇受賣命(あめのうずめのみこと)がオガタマノキの枝を手に持って舞を披露し、その神楽によって天照大神が岩戸から姿を現したという神話が伝えられています。この故事から、オガタマノキは神様を招く縁起の良い木と考えられるようになりました。
また、現在では神事に榊が用いられることが一般的ですが、古くは榊に代わってオガタマノキが神前へ供えられていたとも伝えられています。そのため、神社との関わりが深い植物として全国各地の神社でも大切に育てられています。
招霊木
霧島神宮の招霊木も、こうした神話や信仰を今に伝える貴重な存在です。神話の舞台で重要な役割を果たした木を実際に目にすることで、日本神話をより身近に感じられるでしょう。
2月中旬から3月中旬になると、枝先に紅紫色を帯びたクリーム色の可憐な花を咲かせます。花は大きく目立つものではありませんが、近づくと甘く上品な香りが漂い、春の訪れを感じさせてくれます。まだ境内に冬の名残が残る頃、いち早く花を咲かせることから、霧島神宮に春を告げる木として親しまれています。
花の見頃には、新緑を迎える前の落ち着いた境内に彩りを添え、参拝者の目を楽しませます。展望台へ向かう途中にあるため、景色を眺めるだけでなく、神話ゆかりの木にもぜひ足を止めてみてください。日本神話と自然の美しさを同時に感じられる、霧島神宮ならではの見どころの一つです。

この記事を1人の方がいいねといっています



スポンサーリンク

霧島神宮の人気記事