有名度
大関霧島神宮
きりしまじんぐう
鹿児島県霧島市霧島町田口2608-5
元宮・古宮跡
更新日:2026年8月1日
霧島神宮発祥の地と天孫降臨神話を今に伝える聖地
霧島神宮の現在の社殿がこの場所へ遷座したのは、室町時代の文明16年(1484)のことです。それ以前は、霧島連峰の高千穂峰と火常峰の間にある「背門丘(せとお)」や、高千穂峰のふもとに位置する高千穂河原の「瀬多尾越(せたおごえ)」に社殿が建てられていたと伝えられています。そのひとつが、高千穂峰の中腹にある「元宮」です。社伝によると、欽明天皇の時代(6世紀頃)に慶胤(けいいん)上人によって創建されたとされ、霧島神宮発祥の地として伝えられています。現在も山中には石造りの祠が静かに佇み、霧島神宮の歴史の原点に触れられる場所として、多くの登山者や参拝者が訪れています。
霧島神宮元宮の後を継いだ古宮跡
もうひとつが、現在の社殿から車で約15分の高千穂河原にある「古宮跡(こぐうあと)」です。ここは、かつて瀬多尾越に社殿が鎮座していたことを伝える史跡で、元宮が噴火によって焼失した後、天暦年間(947~957)に性空上人によって再建されたと伝えられています。その後も霧島山の噴火によって焼失し、文明16年(1484)に現在の社殿が建立されるまで、霧島神宮の歴史をつないだ重要な場所です。現在はシンプルな神明鳥居や神籬(ひもろぎ)が設けられ、広々とした高千穂河原の自然の中で神聖な雰囲気を感じられます。また、毎年11月10日に斎行される「天孫降臨御神火祭」の舞台にもなっており、神話の世界を今に伝える神事が執り行われています。
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霧島の地に息づく天孫降臨神話
霧島は、『古事記』や『日本書紀』に記された天孫降臨神話の舞台として知られています。天孫降臨神話とは、天照大神(アマテラスオオミカミ)の命を受けた天孫・瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が、猿田彦命の導きを受けながら、高天原から地上へ降り立ったと伝えられる神話です。霧島連峰の一つである高千穂峰の山頂には、神話ゆかりの「天の逆鉾」が立ち、霧島を象徴する名所のひとつとなっています。また、「霧島」の地名は、天上からこの地を眺めた際に、霧の海に島が浮かんでいるように見えたことに由来するという説も伝えられています。
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