有名度
大関鵜戸神宮
うどじんぐう
宮崎県日南市大字宮浦3232番
縁日大祭
更新日:2026年10月19日
かつて多くの人で賑わった大祭
鵜戸神宮では、春と秋に「縁日大祭」が執り行われます。鵜戸神宮では古くから毎月初卯の日を御縁日として「縁日祭」が行われてきました。特に旧暦3月の初卯の日には、大漁満足や五穀豊穣、家内安全などを願う大勢の人々が鵜戸神宮を訪れ、大変な賑わいを見せたと伝えられています。
現在の「縁日大祭」が始まったのは1999年(平成11年)です。この年は今上陛下(現在の上皇陛下)の御即位10年にあたり、かつての御縁日の賑わいを復活させようと「縁日大祭」と名付けて盛大に祭典が行われました。
復活した縁日大祭では、祭典だけでなく昔の賑わいを取り戻すための神賑行事も行われました。1999年には「シャンシャン馬道中唄」が御神前に奉納されたほか、約20年間途絶えていた「鵜戸さん獅子舞」も復活しています。
現在も春と秋に縁日大祭が行われ、祭典後には獅子舞や神職・巫女による舞などが奉納され、氏子崇敬者や参拝者の健康と発展が祈願されています。
また鵜戸神宮では、大祭とは別に現在も毎月最初の卯の日に「縁日祭・誕生感謝奉告祭」が行われています。卯とうさぎは鵜戸神宮と深いつながりを持っており、御縁日は現在まで受け継がれている大切な祭日です。
シャンシャン馬道中
春の縁日大祭にあわせて行われるのが、宮崎を代表する伝統行事「シャンシャン馬道中」の再現です。シャンシャン馬道中とは、結婚した夫婦が鵜戸神宮へ参詣するかつての風習です。「鵜戸さん参り」とも呼ばれ、江戸時代中期から明治時代にかけて盛んに行われました。
花嫁は晴れ着姿で美しく飾られた馬に乗り、その手綱を花婿が取ります。馬の首には鈴が付けられ、歩くたびに「シャンシャン」と音を響かせたことから「シャンシャン馬」と呼ばれるようになったと伝えられています。
鵜戸神宮までの道のりは決して楽なものではありませんでした。当時の日南海岸には現在のように整備された道路はなく、「七浦七峠」と呼ばれる険しい道を越えなければなりませんでした。
新婚夫婦はその険しい道を進み、鵜戸神宮で夫婦となったことを神さまに報告しました。単なる参拝ではなく、夫婦にとっては新婚旅行のような意味も持っていたとされています。
また、かつて日南市の駒宮神社の例祭に近隣の村々から着飾った農耕馬が集まり、その馬に花嫁を乗せて鵜戸神宮へ参拝したことがシャンシャン馬道中につながったとも伝えられています。
この風習はやがて姿を消していきましたが、その情景は宮崎を代表する民謡「シャンシャン馬道中唄」に残されました。唄には春3月の御縁日に鵜戸神宮へ参拝する新婚夫婦や、七浦七峠を越える道中の様子が歌い込まれています。
現在は「シャンシャン馬道中鵜戸詣り」として再現されており、公募などで選ばれた新婚夫婦が花嫁を馬に乗せ、花婿が手綱を取って鵜戸神宮を参拝します。
Sanjo (wikipedia パブリック・ドメイン)シャンシャン馬は鵜戸神宮だけでなく、宮﨑神宮大祭の神賑行列でも「ミスシャンシャン馬」として披露されています。かつて新婚夫婦が七浦七峠を越えて鵜戸神宮を目指した風習は、現在では宮崎を代表する郷土文化のひとつとなっています。
この記事を0人の方がいいねといっています
スポンサーリンク
