波切神社 | 鵜戸神宮 - 神社ファン

有名度

大関

鵜戸神宮

うどじんぐう

宮崎県日南市大字宮浦3232番

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波切神社

更新日:2026年10月19日

波打ち際に鎮座する神秘的な神社

鵜戸崎の北側、波の侵食によってできた岩窟内には、波切神社が鎮座します。航海安全や大漁満足に霊験あらたかで、波切不動尊とも呼ばれています。特に漁師の方々からの信仰が篤い神社です。
鵜戸神宮では毎年1月28日に「不動窟波切神社例祭」が行われ、現在も講社の人々が参拝しています。講社には特に漁師の方々が多く、波打ち際に鎮座する波切神社が海に生きる人々から信仰されてきたことが分かります。
以前は知る人ぞ知る隠れスポットでしたが、近年はパワースポットとして知られています。またインスタ映えのスポットとしても有名な神社です。
波切神社への入口の鳥居
波切神社は、鵜戸稲荷神社の隣にある石段から向かいます。入り口には木製の鳥居が設置されているので、分かりやすいでしょう。ここから片道20分ほどかけて進みます。吾平山陵へ続く道と同じですが、途中から「吾平山陵」と「波切神社」へ向かう道が分岐します。案内板が設置されていますのでご安心ください。
波切神社への道中の道と岩
最初は舗装されていますが、途中からでこぼこした石段が続き、最後はあまり舗装されていない山道となります。また岩がむき出しとなった場所もあります。
足場がかなり悪く、また滑りやすいため、十分ご注意ください。宮崎県の公式観光案内でも、参道は山道のような道で足場が悪く、滑りにくい靴で訪れることをすすめています。実際に波切神社の参道は、以前から決して歩きやすい道ではありませんでした。2013年(平成25年)12月には、鵜戸神宮の責任役員や氏子総代、地元の漁師、神職らによって参道の補修工事も行われています。
洞窟へ降りる石段と洞窟内の波切神社
山道を進むと、やがて洞窟への下り階段が見え、その奥に波切神社を確認することができます。足下に気をつけて石段を下りてください。
海側から見た洞窟と波切神社
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波切神社が鎮座するのは、御本殿とは別の海に面した岩窟です。少し洞窟から離れて眺めると、洞窟の天井ギリギリに鳥居や社殿が建てられていることが確認できます。すぐ目の前まで海が迫り、岩窟の奥から鳥居越しに日向灘を望む、鵜戸神宮の中でも独特の景観を見ることができます。
波切神社は、朱色の小さなお社です。正面には鈴の代わりに鯛の形をした板鐘が吊るされているので、木槌で叩いてお参りします。
鯛の上の蟇股にもご注目ください。「卍(まんじ)」の印が施されています。神社の社殿でありながら仏教を象徴する卍が残されており、神仏習合の面影を感じさせる特徴のひとつです。
波切神社 社殿
波切神社には、昔から伝わる少し変わった参拝の習わしもあります。
鵜戸神宮本部宮司の著書『鵜戸さん その信仰と伝承』によると、入口に置かれた箒を持って波切神社へ向かい、参拝を終えた後は後ろ向きに下がりながら、箒で自分の足跡を消して入口まで戻ったと伝えられています。次に訪れる人が清々しい気持ちでお参りできるようにするための習わしです。
波切不動尊
波切神社の隣には、波切不動尊が祀られています。弘法大師空海が唐から帰国する際、嵐から守るために波を切り開いたとされる不動明王です。
また周辺には、不動明王と思われる風化した石像が安置されています。波切神社が「波切不動尊」とも呼ばれていることや、社殿に卍が残されていることとあわせて見ると、鵜戸山に長く続いた神仏習合の信仰を感じることができる場所です。
洞窟から眺めた海
波切神社の正面には大海原が広がります。波打ち際がすぐそばまで迫り、聞こえてくるのは岩場へ打ち寄せる波の音。洞窟の中から鳥居越しに日向灘を眺める光景はとても神秘的です。
御本殿からさらに山道を歩かなければたどり着けない場所ですが、険しい参道の先に突然現れる岩窟と朱色の社殿、そして目の前に広がる日向灘は、波切神社ならではの見どころです。

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