波打ち際に鎮座する神秘的な神社
鵜戸崎の北側、波の侵食によってできた岩窟内には、波切神社が鎮座します。航海安全や大漁満足に霊験あらたかで、波切不動尊とも呼ばれています。特に漁師の方々からの信仰が篤い神社です。
以前は知る人ぞ知る隠れスポットでしたが、近年はパワースポットとして知られています。またインスタ映えのスポットとしても有名な神社です。
波切神社は、鵜戸稲荷神社の隣にある石段から向かいます。入り口には木製の鳥居が設置されているので、分かりやすいでしょう。片道20分ほどかけて進みます。吾平山陵へ続く道と同じですが、途中から「吾平山陵」と「波切神社」へ向かう道が分岐します。案内板が設置されていますのでご安心ください。
最初は舗装されていますが、途中からでこぼこした石段が続き、最後はあまり舗装されていない山道となります。また岩がむき出しとなった場所もあります。
足場がかなり悪く、また滑りやすいため、十分ご注意ください。歩きやすい靴での来訪をおすすめします。
山道を進むと、やがて洞窟への下り階段が見え、その奥に波切神社を確認することができます。足下に気をつけて石段を下りてください。
少し洞窟から離れると洞窟の天井ギリギリに鳥居や社殿が建てられていることが確認できます。
波切神社は、朱色の小さなお社です。正面には鈴の代わりに鯛が吊るされているので、木槌で叩いてお参りします。鯛の上の蟇股にご注目ください。「卍(まんじ)」マークが施されています。この印は幸運や吉兆を象徴するもので、仏教やヒンドゥー教などで使用されてきました。神仏習合時代を偲ぶことができる、装飾ではないでしょうか。
波切神社の隣には、波切不動尊が祀られています。弘法大師空海が唐から帰国する際、嵐から守るために波を切り開いたとされる不動明王です。
また周辺には、不動明王と思われる風化した石像が安置されています。
波切神社の正面には大海原が広がります。波の音だけが鳴り響く中、洞窟の中から海を眺める光景はとても神秘的です。