有名度
関脇宗像大社 沖津宮
むなかたたいしゃ おきつぐう
福岡県宗像市大島沖之島
本殿・拝殿
更新日:2025年7月19日
古代から続く祭祀場
沖ノ島の南西部、標高約80メートル付近の島中腹には田心姫神をご祭神とする沖津宮の社殿が建っています。古代祭祀の場であった巨石群(磐座)が密集し、照葉樹林がうっそうと茂る神聖な空間です。急な石段参道を上った先、高さ10メートルを超える巨岩に挟まれた場所に社殿が建てられています。本殿は、桁行三間、梁間二間、銅板葺の三間社流造の建物です。一間通りの庇を四面に廻し、正面には桁行三間の向拝が設けられています。屋根を巨岩の岩肌に密着させている姿が特徴です。
本殿前には、幣殿、拝殿、神饌所の機能を備えた複合式社殿が建っています。桁行五間、梁間三間、切妻造妻入の建物で、前三間を拝殿、奥二間が幣殿です。左側面に切妻造、一間四方の神饌準備所が張り出しています。ここでは神饌の奉献や祝詞の奏上などの儀式が行われます。
Indiana jo(Wikipedia CC 表示-継承 4.0)社殿に関する最古の記録は、『宗像家文書』に記された1644年(正保元年)の『沖島御遷宮』です。また、第四代福岡藩主・黒田綱政の命により1711年(正徳元年)に沖津宮本殿、拝殿を造営したことも記録に残されています。
17世紀後半から18世紀前半頃成立の『沖ノ島図』は、沖津宮の社殿が確認できる最古の絵図で、これにより遅くとも江戸期前半には現在に近い社頭が整ったとわかります。
これら沖津宮社殿は幾度かの再建を経て1932年(昭和7年)に現在の社殿が建立されました。また再建の際に、社殿床下から滑石製舟形五個と石斧一個が出土し、古代から祭祀場として利用されていたことがわかりました。このように沖津宮の歴史的・文化的価値から、現在は「宗像神社境内」として国の史跡に指定されています。
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