有名度
横綱太宰府天満宮
だざいふてんまんぐう
福岡県太宰府市宰府4丁目7−1
表裏で異なる姿を見せる楼門
更新日:2026年7月29日
多くの参拝者を迎える太宰府天満宮の楼門
楼門は、青空を背景に朱塗りの姿が映える入母屋造りの門です。御本殿へ向かう入口として、多くの参拝者を迎え続けています。楼門の起源は、菅原道真公のひ孫である菅原輔正(すがわらのすけまさ)が平安時代に建立した門にさかのぼります。その後は幾度となく焼失と再建を繰り返し、焼失した楼門の中には、安土桃山時代の武将・石田三成が寄進した門も含まれていたと伝えられています。
現在の楼門は大正3年(1914)に再建されたものです。長く建築家・三條栄三郎の設計と伝えられてきましたが、現在では明治神宮も手掛けた建築家・安藤時蔵による設計とされています。創建以来の歴史を受け継ぎながら再建された楼門は、現在も太宰府天満宮を象徴する建築物として多くの参拝者を迎えています。

表と裏で異なる珍しい構造
楼門とは、上下二層構造を持つ門のことを指す建築様式です。一般的にはどちら側から見ても二層に見えるものが多いですが、太宰府天満宮の楼門は、太鼓橋側から眺めると二層、本殿側から見ると一層に見える全国でも珍しい構造となっています。参拝に向かうときは楼門の正面ばかりに目が向きがちですが、御本殿で参拝を終えた後に振り返ると、行きとはまったく異なる印象を受けます。同じ建物でありながら見る方向によって姿が変わるため、表裏それぞれを見比べることで、この楼門ならではの特徴をより実感できます。

楼門に近づくと、朱塗りの柱や軒下を支える組物、木鼻など、細部まで丁寧につくられた木組みを見ることができます。堂々とした全景だけでなく、近くから見上げることで職人の高い技術や意匠の美しさを感じられるでしょう。
また、楼門は太鼓橋や心字池とともに写真撮影の人気スポットにもなっています。太鼓橋越しに楼門を望む構図はもちろん、楼門をくぐって本殿側から振り返ると、行きとは異なる表情を写真に収めることができます。参拝の際は門を通り抜けるだけでなく、少し足を止めて、表と裏で異なる姿や細部の意匠にも目を向けてみてください。

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