大楠・唐船の塔 | 筥崎宮 - 神社ファン

有名度

関脇

筥崎宮

はこざきぐう

福岡県福岡市東区箱崎1丁目22−1

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大楠・唐船の塔

更新日:2026年7月25日

樹齢800年の大楠

一の鳥居をくぐって右手には、樹齢800年を超えると伝わる大楠がそびえています。
高さは約15m、幹周りは約11mにも及び、境内でもひときわ存在感を放つ巨木です。保護のため柵が設けられており、間近まで近づくことはできませんが、その堂々とした姿は遠くからでも十分な迫力を感じさせます。
これほどの巨木でありながら、天然記念物には指定されておらず、筥崎宮の御神木でもありません。御神木は筥松であるため立場は異なりますが、その圧倒的な大きさと長い年月を生き抜いてきた風格は、境内でも特に印象に残る存在です。
大楠

謡曲「唐船」の伝説が伝わる唐船塔

大楠の隣には、唐船塔と夫婦石があります。唐船塔には、室町時代の謡曲「唐船」の題材にもなったと伝わる物語が残されています。
唐船塔と夫婦石
その昔、唐の国から日本へ渡った祖慶官人(そけいのかんじん)は捕らえられた後、箱崎殿(現在の筥崎宮の大宮司)に仕え、日本で妻を迎えて二人の子どもにも恵まれ、穏やかな日々を送っていました。
やがて唐に残してきた二人の子どもが父を迎えるため日本へ渡来します。その親子の情に心を打たれた箱崎殿は、日本で生まれた子どもたちもともに唐へ帰ることを許しました。しかし、日本で妻となった女性だけは日本に残ることとなり、祖慶官人は家族への思いを胸に帰国したと伝えられています。
唐船塔
唐船塔は、唐から迎えに来た子どもたちが、父がすでに亡くなっていた場合に備えて持参した供養塔と伝えられています。また、そのそばにある夫婦石は、祖慶官人が帰国を前に妻と名残を惜しみながら腰掛けた石とされ、現在もこの切ない物語を今に伝えています。
夫婦石

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